古今東西どんな分野においても作家としてちゃんと世間から認知されてる人というのは写真家に限らず自分の言葉と哲学を持っていて、その人の言葉を聞いたり読んだりすると好き嫌いは別としてそれなりの重みと含蓄があるものだよ
先日川内倫子が若い時の自分に宛てて書いた文章を読んだけど、自分や家族や写真に対してどれだけこの人が真摯に写真に向き合ってきたのかよく分かる名文だったね
自分はどれだけ成功しただの文章がうまいだのといった自惚れを恥ずかしげもなく書いてドヤ顔したりそこらのしょうもないタレントのエッセー本に書いてあるどっかで聞いたことがあるようなクソの役にも立たないやっすい言葉なんて一つも書いてなかった
例えば「写真はすべてエニプスに回帰する」みたいな言葉があの自称作家のレッスンプロから出てくることはまずない
あんな恥知らずを私はこれまで見たことがない