そのうちの10人が1階から13階ま
今回話を聞いた小林なつみさん(仮名・48歳)が担当するのは6階と7階の男子、女子トイレ。 中学生と高校生の2人の子どもの学費を捻出するために3年前から週6日(月〜土)、午前6時から9時まで働く。 時給は、1250円。1か月で8万円前後の収入となる。50代の夫は、零細中小企業に勤務する。 子供の学費のために仕事を辞められない パート社員23人の平均年齢は、73歳。ミャンマーからの留学生を除き、ほとん>>2
んどが年金暮らしで 「孫にお小遣いをあげるために働いている」と誇らしげに語る。 生活費を稼ぐために働くのは、数人しかいない。その1人が、小林だ。 14人が女性で、そのうちの10人が1階から13階までのトイレを担当する。 小林はほかと比べて若いこともあり、担当するトイレは多い。 時給は小遣い稼ぎに来ている70代の怠慢なパート社員と同じだ。小林の1つの不満は、ここにある。 61 名前:[] 投稿日: >>3
6〜8月は、女子トイレは臭いが充満する。 汚物入れに使い捨ての生理用品があり、臭いが小林の髪の毛や皮膚にしみつく。 まして、教職員や学生が来る8時半までは大学は経費削減と称して冷房をつけない。 トイレ>>4
担当のパートの女性社員たちは口をそろえて「暑くて、くさくて死にそう」と言う。 仕事はキツイ。しかも賃金が低いから2〜3年で辞めていく。小林も辞めたいが、そうはいかない。子どもの学費をつくらないといけな>>5
い。 ウンチがついたトイレットペーパーが散乱 最も困るのは、6階の女子トイレだ。特に汚物入れにトイレットペーパーにウンチがついたものがつっこまれている時。 清掃の所長によると、「多くはアジアやアフリカからの留学生」らしい。アジアやアフリカのある国々の留学生がよく利用する階のトイレで目立つのだという。ほかの階のトイレでは少ない。 15年程前からこの大学への留学生が増え、現在は全学生の約3割になっている。6〜8割はアジアやアフリカ諸国だ。 大学の職員が清掃の所長に話したところでは、アジアやアフリカからの一部の留学生の母国の下水道事情は日本に比べると問題が多く、トイレに流すとペーパーがつっかえるらし>>6