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債務整理で高額報酬　規定超え請求トラブル続出…大阪で被害弁護団発足

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　借金の返済に困って相談したら、高額な費用を請求された――。弁護士や司法書士に債務整理の相談をした多重債務者から、報酬などを巡るトラブルの訴えが相次いでいるとして、大阪の弁護士らが被害弁護団を結成した。払いすぎた利息の返還を求める「過払い金返還請求」のピークが過ぎた後の生き残りを模索する事務所側の事情が背景にあるとみられ、弁護団は訴訟などの法的対応も視野に入れる。（岸田藍、増田尚浩）


　債務整理には、債務者が貸し手側と交渉する「任意整理」、民事再生法に基づき裁判所に申し立て、収入などに応じて借金を減らして返済する「個人再生」、裁判所の決定で返済が免除される「自己破産」がある。

　弁護士や司法書士は、報酬を依頼者との契約で自由に決められる。しかし、過払い金返還請求を巡って取り戻した過払い分の多くが弁護士らの報酬に回るケースなどが問題化し、日本弁護士連合会や日本司法書士会連合会（日司連）は２０１１年、債務整理について報酬規定で上限額などを示し、会員に順守を求めている。日司連では債権者１社あたりの報酬は任意整理の場合は５万円までとする。