>>76
有識者ではないのですが有識者の呼び水代わりに先陣をば仕り候

忠吉の特徴は小糠肌にありますがこれは小板目肌であり、まずその点で疑義が生じます。極めが変とまで思いませんが、なにぶん大磨り上げ無銘なので金銭的という意味での価値は併せて下がります。
 出来はおっしゃるように直刃ながら金筋所々入り、見事なものと見ます
ただ中子が江戸時代にしては赤錆の痕跡が見受けられますし大磨り上げ無銘も併せて専ら実戦刀として幕末期には使用されたものではないかと。
 個人的には中子に赤錆の痕跡が見受けられるものは代々の持ち主に大切に扱われてなかったモノと判断し避けるようにしておりますが、このへんは個々人のモノサシよって変わる好みようなものかと思います