米欧で相次ぐ「サル痘」の感染報告、米CDC「現時点で心配は不要」

(CNN) 天然痘に似た症状の感染症「サル痘」の症例が米国や欧州で相次いで確認され、米疾病対策センター(CDC)が状況を注視している。

世界ではカナダ、英国、イタリア、北アイルランド、スペインなど、普段はサル痘の症例が報告されていない国で感染の確認が相次いでいる。

「現状は極めて異常な状況にあり、科学的に憂慮される水準だ。サル痘は通常であれば西アフリカか中央アフリカでしか報告されず、米国や欧州では見かけない。現在報告されている症例数は、間違いなく我々の正常な水準を逸脱している」。CDCの専門家ジェニファー・マッキストン氏は19日、CNNにそう語った。

「同時に、現実にはそれほど多くの症例は報告されていない。十数例か、数十例だと思う。従って一般の人は、サル痘の差し迫った感染リスクについて心配する必要はない」(マッキストン氏)

https://news.yahoo.co.jp/articles/6cd0331a85590d589e8efa307d566db4161a16f7