例えば、紀伊半島にはキリクチというイワナの品種がいる
しかし隔離分布したもので特徴的な形質がみられるってことは近親相姦で遺伝子変異のプールが少ないってことだ
これは病気や環境変異で絶滅する可能性が高くなる
単にイワナと言う種を残したいならばよそ者を入れて交雑させた方が遺伝子のプールは増え、生き残る可能性も増えるわけだ。

日本在来のトキは日本にいた個体の形質にこだわり、守ろうとして結局絶滅させてしまった。あわててシナトキを輸入して、まぁ同種だからええやん、と放鳥目的で飼育している。

種を守りたいのか、近親相姦の形質を残したいのか?
どちらも人間のエゴ