>>308
機嫌を損ねる場面が多かった

「羽生さんの機嫌がよくない場面が多かったそうです。そのため、現場は少しピリピリした雰囲気になり、共演者たちも肝を冷やしていたとか」

 ただ、それも羽生の理想の高さゆえだったという。

「普段のアイスショーは、運営や進行に慣れているスタッフが多いのですが、今回はどうやら違ったみたいで……」

 慣れないスタッフと息を合わせることに苦労して、

「演技のタイミングに並行させる音や光の演出が、羽生さんが求めるレベルになかなか達しなかったそうです。“羽生結弦のショーとして最高のものを見せたい”という思いの強さから、機嫌を保てなくなってしまったのでしょう。ただ、素人目にはほとんどわからないくらいのことだったようですが(笑)」

 寸分の狂いも許さないからこそ、観客を感動させられるのだろう。