あとこれは嫁から初めて聞いた話だが、嫁の母親も無類の動物好きらしいが、動物
を一切飼った事がない。
というのも、嫁母はペットという行為で動物を人間の勝手で縛り付けるのがどうしても
我慢出来ないらしい。
犬飼うなら、去勢せず発情させて子犬を産ませて子育てをさせて、さらにその子犬たちの
面倒も見る。それが出来ないならペットを愛しているんじゃなくて、ただペットの
愛情を求めているだけ。そして嫁母は自分はそこまで出来ないと分かっているから、
絶対ペットを飼おうとしないそうだ。

嫁は生まれつきの動物なら虫、爬虫類魚と本当になんでも好きで、小学生の時は
ずっと犬を飼いたいと母親にねだった時にそれを聞かされたらしい。
それで嫁母に「あなたは本当に動物が好きなのか、それとも動物を自分勝手で閉じ込める
だけか」って質問されて何も答えられなかった。
嫁は数年その質問の答えを探して、最終的に「閉じ込めた空間で、飼い主しか愛せない
ように仕向けるのがペットかもしれないけど、それでも自分は動物と暮らしたい。
そして、向けられた愛情に対して精一杯答えて、ペットの寿命が尽きるその日まで
答え続けたい」っていうのを親に言って、インコ飼うのを宣言してそれで家に来たのが
今のコザクラだったらしい。

インコが自分しかいないと思うと、ついつい俺よりもインコを優先してしまう。
俺は別にほっといても、自分で好きな事やるから問題ないと思ってたけど、それは
自分が間違っていたってまた頭下げてきたけど、
俺は、俺が自分からインコの事教えて、仲良くしたいってお願いするべきだ、俺の方が
悪かったって返した。

そしたら、これからはみんなで仲良くしようって久し振りに笑顔見せてくれたよ。