~すっくん半生日記~

・格式高い祭りの招待状が来たから遥々出向いてやった。突然見知らぬ全裸女が彼女面して飛び掛かってきた。自己防衛で反射的に斬る。死なんかったし斬られてもなお寄り付いてくる。キッショ。

・胡散臭い知人に呪物化の話を持ち掛けられる。呪物になることで自身の魂を保存し実質時代渡航が出来ますという話らしい。とても胡散臭いけどまあ他にやることないし…。暇潰しにいいから受諾する。

・漸く受肉したと思ったらなんか主導権が握れない…。まさに檻。しかもコイツがこれまたクソ生意気なガキ。なんか生理的にもイラつく。おまけに現代最強とか言ってる若造もしゃしゃってくる。ストレスマッハ。責任者はどこか。

・小僧に不快感を持った理由が判明する。コイツ俺が母体の中で喰らった双子の片割れじゃん…。呪物化で冬眠もせず延々と他人の身体を渡り歩いて人生ゲームする変態。その変態が現代の女の身体入ってわざわざその片割れの転生体と番って拵えたのがこのガキってワケ。キッショ。いやもはや形容に値する言葉が見つからん。キッショ。

・ぶっちゃけそこまでやるとは思わなんだ。違う意味で心に緊張が走る。イカれてんのかコイツ…。てかこの状況、結局またあの変態のせいじゃん…。"ぼくのかんがえたいちおくそうじゅれい"なんぞの権限もぶん投げられてんだが…?

・どうやらあの変態はデタラメな術式の芸人と戯れ合い尽くして満足死したらしい。心の底から思う。死ね。