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真似してみる

■六工、妖刀六工
名工、六平国重(主人公千鉱の父)作の妖刀六振りを指す。業物としての総称。
約15年前の斉廷戦争中に国重により開発され、戦いの趨勢を決する程の甚大な力を発揮したという。
妖刀は妖術が刻まれた刀であり、振るう人間の玄力(生命エネルギー)を増幅し、人体では生成保持できない程に超高密度に練り上げ、人知を超えた強力な力の塊として形を為す。千鉱の場合は父との思い出深い赤、黒、三色の3匹の金魚の形で顕現する。命滅契約により、所有者にしかその力を振るうことはできない。
斉廷戦争後は国重により六振り全てが回収され、結界が張り巡らされた六平家の工房地下に秘匿されていた。しかし約3年前に、畏灼(ひしゃく)なる、謎の妖術師組織が六平家を急襲し、国重を殺害した上で奪われた。