あとは、手持ちでだんだんシャッターを遅くしていって、どこまでシャッター遅くしてブレないかを実験しておくといいよ。



デジタルカメラ初心者さんみたいだから簡単に説明すると、カメラには、大きく分けて3つのパラメータがある。

絞り(F値)…解放(数字を少なく)すると明るくなる。閉じると暗くなる代わりに広い範囲にピントが合う

シャッター速度…遅くすると光がセンサーに当たる時間が長くなるため明るくなる。早くすると暗くなるがブレ辛くなる。

ISO…センサーの感度。感度を上げると明るくなるが、ノイズが増える。元々明るければ低感度でもよい。

この3要素は、レンズから入ってきた光というリソースを、各要素で使えば使うほど、良い結果が得られる。ひとまずはそう考えよう。
(絞りを絞ればピントが合う範囲が増えて、シャッター速度を上げればブレにくくなり、低isoなら低ノイズで撮れる。)
だから、光資源の豊富な昼間は、3要素をリッチに使った写真が撮れる。

暗くなってくると、この3要素に限られた光をどう配分するかで悩むことになる。
まず、絞り(F値)は、真っ先に犠牲にして、全解放して構わない。dual fisheyeのようなレンズは、元々ピントが合う範囲がかなり広いからね。
シャッター速度は、手ブレしない限界まで遅くできる。ここで、最初に書いたテストが活きてくる。(画面内に動くものがあると、被写体ブレという別のブレが起きるが)
ISOは、できれば3200までに留めたいが、上記2つを限界までやってもダメなら、6400、12800と増やしていくしかない。