【ユルユルと】ひょっこりトロピカル★8ひょっこり
ここはトロピカルな地震を見守りながらトロピカル雑談するスレです。
みんな仲良く、トロピカル!
【ルール3原則】
喧嘩はしない
本スレの話題しない
コテ叩きしない
これ、守れるならひょっこり仲間だよ|д゚)
970とか980くらいになったらテキトーに次スレよろしく!
★前スレ★
【ユルユルと】ひょっこりトロピカル★7ひょっこり
https://kizuna.5ch.net/test/read.cgi/tropical/1365182542/ 今までずっと撮りためた写真見て猫に話しかけてた
余命3ヶ月と宣告された
今年中に引っ越す予定だがこいつ連れて行くのは叶わなそうだ
17歳になるし寿命と思うべきなのか 今日緩和ケアのためのステロイド剤もらってきた
このスレしばらく猫の日記にしてもいいかな
誰もいないしいいか… 今日はステロイドから飲ませて持病の甲状腺の薬も飲ませようとしたけどステロイドが苦かったらしく甲状腺の薬はなかなか飲んでくれなかった
妻と治療について話し合いをしたいが、辛いのか話題を逸らされる
週末には治療方針を主治医に伝えないといけないんだが… 猫は悪性リンパ腫だった
余命3ヶ月とは言われているがそこまで持つかわからない
桜が咲く頃に生きていれば御の字だ
妻と話し合った
高齢で手術は適用外、抗がん剤に耐える体力もない、がんの悪性度的に寛解の見込みもない
となれば、選択肢は緩和ケアしかなかった
俺も妻も泣いた
5月に俺の誕生日と結婚記念日がある
そのときまで生きていてくれないのか
この猫は元妻と結婚したときに迎えたので、元妻にもがんの連絡をした
しっかり看取ってやってほしい、私の分まで最期は奥さんとかわいがってあげてねと言われた
この1週間がずいぶん長かったように感じる
少し、寝不足だ
今日は仕事は休みにして猫とベッドでゆっくり休んだ 無理な延命はしない
これが、俺と妻の間で一貫して一致している見解だ
抗がん剤の副作用で身体を痛くしたり、胃ろうになったり、点滴で栄養を入れたり、ましてやモルヒネで朦朧とさせるなんていうのは最初から選択肢になかった
俺たちが少しでも長く猫と一緒にいたいのはもちろんだが、第一に考えるべきなのは猫のQOLだ
人間の都合で引き取られて飼い猫となって、人間の都合の良いように可愛がられてきた猫、最期くらいは誇り高くいさせてやりたい
俺か妻の膝の上で、眠るように痛みも苦しみもなく逝ってほしい 俺は個人事業主で自宅で仕事をしていて、妻は勤めに出ている
悪性リンパ腫の宣告を受けた2月13日
妻にはLINEでそれを伝えたら、普段はかなり残業する妻が定時で帰ってきた
「猫ちゃんリンパ腫なんだね」「痛いところとかないかな…」とポツポツと話しながら猫の背中をブラッシングしているうちに、徐々に口数が減っていった
そうして暫くの沈黙のあと、妻が鼻を啜り、顔を見ると目を真っ赤にしていて、それを見た俺も耐えきれずに泣いてしまった
その晩はふたりとも何も食べることができなかった
夜が明けるまで猫に話しかけながら撫で続けて、一睡もしないまま翌日を迎えた 今日はインボイスの対応で税務署へ行ってきた
嫁が有給を取って猫を見ていてくれたが、病気とは思えないくらい元気に遊んでいたそうだ
本当にがんなの?などと話したが、そんなことを言ってると突然逝ってしまうものだ 動物病院へ行ってきた
処置はないので猫は連れずに、俺達だけで薬をもらいに行った
様子を聞かれたがすこぶる元気だと答えると、獣医は拍子抜けしたような顔をした
帰宅後猫が俺の膝の上から離れない
そろそろ飯を食べたいんだが… 4連休中は猫はとても元気で、よく食べよく甘え、本当に病気か?と思わせるほどだった
ところが、今日になって元気がない
リビングの1ヶ所にうずくまってじっとしている
俺は昼休憩にベッドで昼寝をするんだが、そのときに猫を呼んだらやっとの思いで歩いてきて、一緒にベッドで休んだ
投薬から2週間、ステロイドが効かなくなってきてるのだろうか 妻が帰宅して猫が生きていることを確認して毎日泣いている
昨日体調が悪そうに見えたのは一過性の不調だったらしく、今日はよく食べ、よく甘え、いつも通りの猫だった そういえば、先週、猫の棺を購入した
妻は購入に断固として反対だったが、最期は立派な棺で花をたくさん飾って旅立たせてやりたいと思っての購入だった
棺に入れる花は決めてある
季節じゃなくて手に入らなかったら困るが
今妻はリビングで猫がカリカリを食べるのを見守っている
俺は今日外出の用事があったので少し疲れた 今日は持病の群発頭痛が出てしまい1日休んでいた
朝食だけをとり、薬を飲んでベッドに戻り猫の名前を呼んだらリビングから「タタタタ…」とご機嫌で走り寄って来る足音が聞こえた
猫はすぐにベッドに飛び乗り、俺の布団に入り、右腕を腕枕にして喉を鳴らし始めた
いつも寝るときはこの体勢だ
猫が眠るまで頭を撫で、そうしてるうちに俺もウトウトと眠くなる
この寝顔を見ていると、猫がいかに俺に全幅の信頼を寄せてくれているかがわかる
と同時に、そんな信頼を寄せてくれているのにも関わらず病気を治してやれない自分の無力さを感じる 閑話休題
実は猫はもう1匹いる
こいつは6年前に玄関の前でギャン泣きしていた子猫で、なぜマンションの上階にいたのか分からないが、とにかくこのままでは生きていけないと判断して急遽保護したのだった
当時は病院へ連れて行って駆虫と予防接種だけをして里親を探す予定だったが、俺が情がわいてしまい名前をつけてうんと可愛がりなつかれてしまった(妻には「なんで名前つけたの!?」と叱られた)
飼うことに決めたとき、妻はこの猫を「ブサイクでかわいくない!」と言っていたが、今ではよく可愛がり、グルーミングや爪切りなど一通りの世話をしっかりしている 老猫ががんの告知を受けたときに、涙が出て食事がとれないほどショックだったが、新入り猫がいてくれるおかげで少しそのショックは軽減されたのかもしれない
家から猫がいなくなるという事実は恐ろしいが、うちにはまだ新入りがいる
実はこの新入りも、去年耳にがんができて外科的処置をして事なきを得たという経緯がある
がんに関しては新入りのほうが先輩だ
とはいえ、新入りのがんは悪性度がとても低く転移もなかったため手術で完治したのだが
いずれにせよ、新入りも老猫も、苦しいとか痛いという表現ができない動物だ
人間が責任を持って注意深く日頃から見てやらないといけない 猫がじっとしている
今まで愛用していたフカフカの猫用のベッドを先週から使わなくなり、フローリングに腹をつけるようになった
患部に熱感があるのかもしれない
幸い、ちゅ~ると一緒なら薬は嫌がらずに飲んでくれるから痛みや不快感が少しでも緩和されてくれればと思う
俺はというと、左目の周りの皮膚がカサカサになってしまった
猫を見て泣き、猫のリンパ腫を調べて泣き、妻と話して泣き、一生分泣いて目をこすったせいだろう 再来週は猫の17歳の誕生日だ
好きなものを食べさせてやりたいから、それまで食べ物を受け付ける身体でいてほしい
何より、生きていてほしい
俺の誕生日も、結婚記念日も、新入りの誕生日も、妻の誕生日も
いつだってこの猫が一緒だった
こいつがいない誕生日なんて考えられない 今ベッドにいるんだが、猫が腹の上に乗っている
腰痛持ちの俺はこれが死ぬほどキツいんだが、猫はきっともっと痛い思いをしてるのだろうと思って好きなようにさせている
明後日は猫の体重を測ろうと思う
2/11の時点では3.45kgだった
増えていることを願う… 今日の猫は活動的だった
カリカリを食べ、水を飲み、仕事をしている俺の足元でおやつをせがみ、日向ぼっこを楽しんでいた
少し疲れたのか、今はフローリングに腹をつけて眠っている
ところで新入り猫だが、どうも俺の仕事用のデスク周りを縄張りだと思いこんでいるらしくて朝起きれば椅子で寝ていて、どかしてもトイレに行ったすきにまた椅子に乗っている
こないだこっちを見ながら椅子でバリバリと爪とぎをしていたので縄張りのアピールのつもりなんだろう
俺がいないときは好きにしてくれていいが、仕事中はそれでは困る
どうしたものか… 診断から3週間の今日、猫の体重を測った
3.17kgだった
3週間前より300gも減ってしまっている
人間の300gは誤差だが、猫の300gは、この猫にとっては体重の10%ほどに相当する
ステロイドが効かなくなってしまったのだろうか… 猫の体重が減ってしまっていることに悲嘆していたら、妻が
「魂が少しずつ天国へ昇っていってる」
などと言うものだからますます泣いてしまった いつもお気に入りで日向ぼっこしていた出窓をめっきり使わなくなって、まさかと思い小さく畳んだブランケットを敷いてみたらまたそこで寝るようになった
痩せてしまったことで、直に寝ると骨が当たって痛いのだ
この猫は、一歩ずつ死に向かって歩いている
誰にも止めることができない
できることと言えば、死への道が茨の道にならないように精一杯の緩和ケアをしてやることだけだ
少しでも安らかに、穏やかに道を歩み終えるようにサポートしていかなくてはいけない 明日は母との約束で朝から六本木へ出かける
聞けば誰もが知る著名なピアニストのコンサートで、母が「死ぬまでに1度でいいから生で聴いてみたい」と行っている人だ
本心を言うと、猫のことが気がかりで、コンサートどころではない
チケットを郵送するから勝手に行ってくれという思いもあった
でも、猫同様、母も俺にとってたったひとりの母だ
父と別れて以降、女手一つで子供4人を育てあげた立派な人だ
まだまだ長生きするとは思うが、母はこのコンサートを半年も心待ちにしていたし、何より俺と飯を食うのが嬉しいと言っていたのでしっかりホストしてこようと思う
どうせ行くなら楽しんでこよう
リストの「巡礼の年第二年への追加」を聴けるのが嬉しい
猫もまだ食欲はあるし、妻も定時で帰宅すると言っているし、昼間家を空けてもおそらく大丈夫だ 今日は疲れた
大手町へ出て東京駅へ徒歩で向かうつもりだったが、何か気が変わって船橋から総武快速線で東京駅へ向かうことにした
するとどうだ、使う予定だった路線が人身事故で運転を見合わせた
タイミングの良さと偶然が重なって、無事母と合流できた
ホールは少し音の響きが気になる席だったが、初めてのピアノコンサートを母は存分に楽しんだようだった
何度も手を握ってありがとうと繰り返す母を見て、連れてきてよかったと心から思った
さて、これで動かせなかった予定は隔週のピアノレッスンだけになった
スレのみんなに言ってたかわからんが、18年のブランクを経て37歳からピアノを再開している
個人的に演奏会を開いたり、教室の発表会に出たりと楽しい毎日だ
ピアノの先生は猫を飼っているので、うちの猫の病気にはとても理解を示してくれている
見守りたい日は休んでいいからと言われ、とても気が楽になった
とはいえ、6月に演奏会をやるのであまり悠長なことは言ってられないが… がんの診断後、1ヶ月を無事に生き延びた
出窓にお気に入りの毛布を置いたら、そこで1日日向ぼっこをしている
活動量は減ったが、食欲もあり水もよく飲み、体力のある日は肩を差し出すとご機嫌で飛び乗ってくる
ここからまた、緩和ケアの1ヶ月がはじまる
来週はステロイドをもらいに病院へ行くが、何日分もらうかかなり悩ましい
なるべく長く生きていてほしいが、1ヶ月分もらってもそこまで頑張れるかどうか分からない 猫の体重を測った
3.05kgだった
先々週よりさらに痩せてしまっている
がんにかかるとなる「悪液質」という症状なのだろうか
あんなによく食べているのになぜ、もう死を待つしかないのか、というやるせない気持ちになる
週末に薬をもらいに動物病院へ行く
そのときに、今後の生活について相談してこようと思う 東京で桜が2輪咲いたというニュースを見て涙が出た
猫が桜の季節まで頑張ってくれた 23:30に猫が大量に吐血した
夜間の動物病院でもやれることがないと言われ、家で見守っている
一時は体温も下がり、呼吸も浅くなり覚悟したがなんとか持ち直して、今一緒にベッドで寝ている
しかし今夜から明日にかけてが峠だろう… 猫の状態は低空飛行で安定している
固形物はまったく受け付けなくなったが、ちゅ~ると水はまだ飲めるようだ
今は出窓で日向ぼっこして眠っているが、呼吸が浅い 猫がちゅ~るも受け付けなくなり、水も飲まなくなった
試しにスープをあげてみたら食べたものの、吐き戻してしまい吐瀉物には血が混じっていた
もう、ダメかもしれない
今はリビングのテーブルの下でじっとしている
身体は冷たくなり、心拍もだんだんと弱くなっている
肉球は貧血で真っ白だ…
俺は選択を間違えたのだろうか
1月に持病の薬だけをもらいに行かず検査を受けていたら、抗がん剤が或いは効いて寛解していたのか
2月にがんが発覚したときに緩和ケアでなく化学療法を選択していたら良くなっていたのか
こんなに苦しませるために猫を飼ったんじゃない
穏やかに、なんの苦しみもなく旅立つことを信じていた
何より、別れの日が来ることなんて想像もしていなかった 今日は妻が有給を取って猫を見ていてくれている
俺は午前中を休みにして、今は仕事をしているが1時間ごとに猫の様子を見ている
今日は猫の誕生日だ
17歳になることができた
誕生日になった0時に声をかけ、妻が買ってきてくれた「まぐろゼリー」を皿に出してみた
これは猫が昔かなり好んで食べていて、近所のスーパーで取り扱わなくなったから与えていなかったおやつだ
昨日は1日中何も食べてくれなかったのに、まぐろゼリーは少し匂いを嗅ぐと元気な様子で食べ始めた
食べ終わるとまたぐったりと横になったが…
妻が「買ってきて良かった」と泣いた
俺も泣いた
今朝動物病院の主治医から電話があり、様子を聞かれたので、ほぼ水しか飲まないことと、ぐったりしていることを伝えた
持って3日くらいだろうと言われた
延命するのであれば、ステロイドを増量すると提案されたが、3日が1週間になったところで猫の苦しみを長引かせるだけだと思い断った
尤も、もうちゅ~るも食べないので今あるステロイドも飲んでいないのだが
穏やかに旅立つことを願う 1時間くらいしか眠れなくて6時から仕事をしている
猫が夜、俺の手を枕にしたいと自分の方へ引き寄せて手枕をしてやっていた
これは元気だった頃大好きだったやつで、猫は俺の手で熟睡できるが俺は体勢を変えられない結構キツいやつだ
それでも、これが最後になるかもしれないと思って5時間耐えた
朝の5時半頃に猫も俺も目が覚めてリビングへ来た
妻はまだ寝ているので、今までの感謝と愛をありったけ猫に伝えた ランチはUber Eatsでラーメンを食べた
妻は今日も有給を取って猫を見守ってくれている
昨日の夜に比べると、肉球の色も体温も少し戻った気がする
さっき「マグロゼリー」をあげたら少し食べてくれた
今日は17年間で初めて、猫と一緒に夜明けを迎えた
東向きの我が家には朝日が強く射し込むんだが、それが猫の毛に反射して、キラキラと美しかった
この猫は灰色をしているので「夜の猫」だと勝手に思っていたが、朝陽もこんなに映えるのだとこんなときに初めて知った 昨日の夜、猫がよろよろとリビングから寝室へ向かった
そして俺の枕で寝た
2時間くらい様子を見ていたが、突然激しい口呼吸をし始め、ベッドの枕元に移動し、何か強烈な臭いのするものを嘔吐しながらベッドから転落して痙攣し始めた…
このままもうダメかと思って見ていたら、自力で立ち上がりベッドに戻った
体からものすごい臭いを発している
破れた腫瘍の周辺が腐敗しているのかもしれない
妻から言われ、少し眠った
眠る間に猫が死んでしまうことも覚悟してのことだ
ところが、先ほど起きたら猫はまだ生きている
俺の手を枕にしたそうに、手の匂いを懸命に嗅ごうとしていた
生命の力と、最期に俺のそばにいることを選んでくれているこの猫に圧倒されて号泣してしまった 猫を荼毘に付してきた
気持ちの整理がついたら亡くなった時の状況と心境を書こうと思う
今はとても… 金曜の22:30ごろ、猫がヨロヨロと起き上がり寝室へ向かったので同行した
俺の枕に倒れ込み、しがみついて匂いを嗅いでいた
毎晩、俺と枕をはんぶんこにして寝ていた
きっとこのときも、はんぶんこにしたかったんだろう、俺も枕に頭を乗せ、猫の名前を呼びかけた
しばらくすると、猫が起き上がり、体勢を変えて今度は妻の枕に倒れ込んだ
妻を探している様子だったので、リビングにいる妻を呼び、ふたりで見守っていた
1時間ほどしただろうか、猫が立ち上がり、ベッドの枕元の板に移動した
置きどころが落ち着かないのか、しばらく手足を動かしていたが、突然また立ち上がり、何度か嘔吐き、嘔吐を始めた
吐瀉物は透明な液体だったが、口から今までに嗅いだことのない腐臭のような臭いがしていた
破裂した腫瘍が、胃の中で腐敗しているのかもしれなかった 嘔吐と同時に、猫がベッドから床に転落した
「もういい、頑張るな」
「もうやめてくれ」
「お前はもう充分頑張った」
と、俺も妻も猫に呼びかけた
目を大きく開き、口で苦しそうに呼吸していた
吐瀉物を拭き取り、身体と肉球を手で温め、しばらくすると猫はまた起き上がってベッドへ戻った
枕を邪魔そうにしていたので、俺も妻も枕をどかし、猫の楽な体勢にさせてやった
夜中の3時すぎに、俺は少し眠った
妻は俺が起きてから少し仮眠を取った
朝7時頃、うっかり眠ってしまった
ハッと目を覚ますと、猫はまだ息をしていた
「まだ生きてる…」
その姿を見て、涙が止まらなかった それからしばらく、猫は時々寝返りをうって体位を変えていた
苦しそうにしていたが、激しい変化はなかった
しかし、14時を回ったころだろうか
呼吸とともに、低く唸るような声をだすようになり、寝返りもうたなくなった
「その時」が来ているのだと俺も妻も感じた
目元で手をヒラヒラ動かして見せても反応はない
もう、目は見えていない、意識も混濁しているようだった
「いままでよく頑張ったね、17年間、ありがとう。俺にとってお前は最高のパートナーだった」
そう言って、冷えきった手を握ると、僅かに握り返してくるのが分かった
16時
猫がまるで走っているように手足をバタバタと動かし始めた
「痙攣だね…」
と妻が言う
唸り声はいっそう大きくなり、口から黄色い体液のようなものを吐き出し始めた
呼びかけても返事はなく、もう手を握り返してくることもない
痙攣が数分続き、治まったと思ったら手足をピンと伸ばして身体を弓なりに反らし始めた
そうして、数秒後、大きく息を吐いて糸が切れたように全身が脱力した
脈を取ると、まだ心臓は動いていた
「ありがとう」
泣きながらやっと最後に送る言葉を言えた
猫に言葉が届いていたかどうかはわからない
言い終わるか終わらないかのうちに、鼓動が止まった
16時10分
最愛の猫が17歳と2日の生命を終えた この日このあとは、猫を清拭して保冷剤と共に遺体を棺に納めた
火葬業者の手配と、動物病院への連絡、それに棺に入れる花の予約をした
翌日…昨日か
午前中に近所の菓子店で菓子折りを買い、動物病院に改めて挨拶に行った
主治医は不在だったが、これまでお世話になったスタッフにお礼を言った
この猫はとても気難しく、俺と妻以外の人間に触られるのをとても嫌がる性格だった
そんな猫を、検査や爪切りで丁寧に取り扱ってくれて、甲状腺の病気も含めると3年余り面倒を見てくれたスタッフと獣医には感謝しかない
花はすべて白にした
予約した予算でできた花束が少しボリューム不足だと思っていたら、花屋のお姉さんが白いスイトピーをサービスでつけてくれた
帰宅して、妻とふたりで花を切って、棺の隙間をたくさんの花で埋めた
副葬品は、猫が好きだったカリカリ3種と、おやつ用のカリカリと、ちゅ~ると、最後の食事で食べることができたまぐろゼリーを入れた 火葬業者がくるまでの2時間ほどだったか、棺の蓋を閉じず、猫をずっと見ていた
ロシアンブルーは、その毛並みが「上質なベロア」と評されるほどなめらかで、棺に入っている猫も、死に際は栄養状態が決して良くなかったのに毛づやが素晴らしかった
まるで生きているようで、冷たくなった体を何度も何度も撫でた
感触を忘れたくなかった
15:30になると妻も棺のそばに来て、お互い猫へ最後の言葉をかけ、手を合わせ、簡単ではあるが葬儀の形を執ることができた
やがて、火葬業者から連絡が来た
棺を持って業者との待ち合わせ場所へ行き、線香をあげ、改めて手を合わせた
俺も妻も号泣していた
「よろしいですか」
と業者から言われたが、棺を開けると未練が残りそうだったのでそのまま火葬してもらうことにした
棺が炉に入り、炉の扉が閉まる
猫との別れだった 1時間半後、業者から火葬が終わったと連絡がきた
場所に向かうと、骨壷に収まった猫がいた
小さくなって…と妻が泣いた
骨袋に骨壷を入れ、紐を結んで姿の変わった猫を引き取った
仏壇も何もないので、以前妻がリモートワークで使っていたデスクを骨壷の安置所とすることにした
これで、大きな一区切りだ
不思議な話で、猫の四十九日は5/5なんだが、これはなんと猫がうちに来た日と一致する
オカルト的なものはまるで信じていないが、何かの縁なのだと思う
家族になった日に別れを告げて、天国から見守ってくれるということなのだろう
猫が死んだことはとても悲しいし、今でも情緒不安定だが、もう1匹のことを後悔ないように可愛がって、天国の猫が安心して安らかに眠ってくれることを願う
エマ、17年間ありがとう
愛してるよ 昨日は模様替えをした
家具や部屋の隅に何本かエマのヒゲを見つけてそれはアルバムにしまった 自分の中で、エマがこんなに大きな存在だったということに驚いている
デスクの足元に気配を感じるし、風呂に入ってれば浴室の戸を開けてほしそうに見ている気がする
これペットロスってやつなのか?
俺ちょっとまずい? エマの写真を数えたら1587枚あった
1年で93枚撮ってる計算だ
とてもすべては現像できないから、150枚選んで焼いた
ガラケーで撮った画質の悪い写真、あくびの瞬間の悪魔みたいな顔をしてる写真、俺の胸の上でぐっすり眠っている写真
どれも二度と撮ることはできない宝物だ
今日はエマの初七日だ
俺が夜歯医者へ行くから、帰ってきたらおやつをお供えして妻とふたりで手を合わせようと思う 昨日は歯医者に行ったはいいがなんと診察日を間違えていた
来週とは…
出掛けにカップラーメンを食べただけで腹が減っていたので、帰りにクレープを食べた
帰宅してしばらくして、エマの遺骨をリビングのテーブルに移動し、好きだったおやつと水を供えて手を合わせた
「もう1週間経つんだね」
「昨日のことみたい…」
と妻が言い、またふたりで泣いてしまった
今日はエマが死んだ日からちょうど1週間だ
足元にサラサラとした毛の感触があって、エマか?と驚いたがもう1匹の猫だった
こんなことではこいつがかわいそうだ
初七日、そして5月にある四十九日とひとつずつ供養をすることで、エマへの依存と後悔を絶ち切って、今生きている猫にも愛を注がないといけない 妻の不在に自炊して晩酌をしていたら、近所の花屋から電話がかかってきた
動物病院がエマの死に際して花を送ってくれたという連絡だった
「エマちゃんにお花をお届けします、明日は何時頃ご在宅ですか?」
と聞かれたとき、酒を飲んでいたこともあってか涙が溢れて止まらなかった
エマは幸せな猫だ
俺の妹たち、姪っ子たち、母、妻の兄妹、そして動物病院のスタッフ
こんなに多くの人たちから死を悼む心を寄せられている エマに病気から花が届いた
ガーベラ、カーネーション、ひまわり、スイトピー…色とりどりだ
花を飾ることを随分昔にやめたので花瓶を始末しようかと思っていたが、取っておいてよかった
飾られた花を、エマは今頃興味深そうに嗅いでるだろう
窓辺の、いつもエマが日向ぼっこしていたところに飾ってある
エマは美しい猫だった
きっと花がその美しさを際立たせているだろう 妻も俺もペットロスが深刻だ
お互いのSNSにアップロードしたエマの写真を送り合って泣き、最期の迎え方が間違えていたのではないかと自問して泣き、俺は今、エマのもとに行きたいと思っている 眠れず、エマの声や足音の幻聴が聞こえてしまうのでカウンセリングを受けることになった 昨日心療内科へ行ったがカウンセリングではなく薬を処方された
これが飲んだらひどい二日酔いのような状態になってしまい、今日仕事にならなかった
やはり病院には頼らず、自分と時間が解決するしかないのだろうか >>67
富士山だよー!久しぶり!まだ続いててビックリした! >>68
富士山めちゃめちゃ久しぶりじゃんかwwwwww
続いてるとは言っても俺がひとりで猫日記書いてるだけだったwwww >>69
猫ちゃん残念だったね
私も長年動物と暮らしてるから気持ちわかるよー
ゆっくり元気だしてね >>70
ありがとう
先月よりは流石に気持ちも落ち着いたけどまだやっぱりかかりそうだな
もう一匹いるのが救いだよ 日本ゲーム業界のトップに立つゲームプランナーの松浦正明さん【本名:殷正明(ウン ジョンミョン)】は
「アラフィフになっても童貞ラブライバー」
とのヘイトスピーチや差別発言を受けてこの国のネトウヨ達の無教養に心を痛めています。
差別のない社会が韓日関係をより良いものに変えていきます。
ヘイトやネトウヨを撲滅して韓日関係をさらに強固にしましょう。 明日、日が変わって今日か
新しい子猫を迎える
エマにきちんと報告しないとな 子猫を迎えて3日になる
すこぶる元気で、俺にも妻にもよく懐いてくれている
たまに、抱っこしたときにしがみついてくる仕草がエマを彷彿とさせる 3日後はエマの月命日か
もう2ヶ月も経ってしまった
子猫は元気にしていてかわいいが、エマのことを思うと今でも心が痛む エマが死んでもう3ヶ月か
未だにふとしたときに思い出しては泣いている
子猫が来たからと言って、エマが死ななかったことにはならない
きっとこの喪失感は一生続くのだろう
子猫はすこぶる元気で、目の色は綺麗な銅色になった
毛並みは油分が少なくサラサラだ
名前を呼んで、膝をポンポンと叩くと、喉を鳴らしながら飛びついてくる
子猫と、もう1匹の先住猫の折り合いが微妙で、先住猫が体調を崩してしまっていた
関係は再構築できて、今ではまずまずの距離感で過ごしているが、「何があっても先住猫優先」のルールは絶対に守らないといけない エマが死んで4ヶ月が過ぎた
新しい猫「まや」はとても元気で、もう1匹の「むぎ」ともまずまずの関係を築けている
昨日、まやの呼吸が気持ち速く感じて心配になり、今日動物病院へ連れて行った
心音もレントゲンもエコーも何も問題なく健康そのものだそうだ
安心した
獣医から「生後半年過ぎの体つきをしてますね、でかくなりますよ~」と言われた
元気に育てば、体は大きくても小さくても構わない 13年か
このスレのみんなと知り合ってもうそんなになる