運動選手が運動能力を高めるために使用することもあるヒト成長ホルモン(GH)の注射が、
アンチエイジング(老化制御)のために有用であると信じている人もいるが、
健康な成人におけるヒト成長ホルモンの研究では、
リスクが有益性を大幅に上回っていることが示唆されている。

ヒト成長ホルモンは下垂体で作られる蛋白(たんぱく)で、
組織や器官の正常な発達や維持、特に小児期の正常な成長に重要だが、
40歳代に入ると減少し始める。
米バレーValleyメディカルセンター(カリフォルニア州サンノゼ)のHau Liu博士は
「データを見る限り、成長ホルモンは若さの源泉(fountain of youth)ではない」と警告している。

http://www.e-expo.net/world/2008/10/post_191.html