ジェリー=ゴールドスミス その3
映画音楽の巨匠ジェリー=ゴールドスミス(1929年2月10日 - 2004年7月21日)
『オーメン』でアカデミー賞。『QB7』など5回のエミー賞。
映画音楽のコンサートで二度に渡り来日し、神奈川フィルハーモニーと共演。 前に話題となっていたけど、外国人の姓名の間に「・」を入れる習慣があり、
しかし「・」(ナカテン)は並列を表す記号なので本当は「=」(ダブルハイフン)
であると旧文部省の時代から決められている。
これを報道したNHKが、「・」は間違っているけど通用しているということで
当時公開されていた映画の看板を映していた。
それは『スタートレック』だった。
ポブ=ピークの絵の下にスタッフとキャストがカタカナで書かれていて、
「・」になっているとしてアップになったのが「ジェリー・ゴールドスミス」だった。
「スタートレック」はもとのテレビシリーズにテーマ曲の依頼があったそうで、
映画化ではアカデミー賞の候補に。
シリーズでは「5」と新シリーズの「ファーストコンタクト」「叛乱」「ネメシス」
を担当しましたね。
テレビのほうは他の仕事があって受けられず、アレクサンター=カーレッジが作曲。
彼はゴールドスミスは仲良しで、よくオーケストレーションをして手伝ってました。 DVDでは、企画書に「主題曲はゴールドスミスに依頼しよう」と書いてあり、
それを読んだカレッジに言われてゴールドスミスは「言われてみれば制作者から
電話で依頼があったな」と思い出したとのこと。 神奈川フィルは、黒字から赤字に転落したと言われていたが、大丈夫だろうか。 神奈川フィルは
ゴールドスミス来日の時はチケットとるのが大変だった。
ふだんは簡単なのに。 『スター・トレック/ジェネレーションズ』完全盤、INTRADAから発売。
残るはゴールドスミスの『叛乱』『ネメシス』のみ。 ジェネレーションズの音楽はテーマ曲も含めてなんか薄っぺらい印象だった。
この作品もゴールドスミスだったらよかったのにと改めて思う。 ジェネレーションズ、テーマ曲もアクションシーンの音楽も好きだけどなんか軽いよね
ところでみんなはプロモ盤持ってたら正規盤は買わないのかな? ジェネレーションズの話は良かったけどね。
ファーストコンタクトでは「5」の音型がいきなり出て来て感動した。
「ミーミードーソー」って単純だけどいかにも未知って感じが出てた。
印象的だったんだが、やはり作曲者としても自信があったんだなと思う。 >>13
ああいう音楽の使い方って面白いよね
未知のテーマも5ではちょっとしたサスペンス風だったのに
ファースト・コンタクト以降は美しい感じだし
クリンゴンのテーマも悪のテーマ風だったのが
ファースト・コンタクトではカッコよく聴こえたり >>14
あれはもうウォーフのテーマ曲になってたね。
最初は敵のクリンゴンが、怪しい物体にとりあえず攻撃という好戦性を表現してたけど、
敵ではなくなったらクリンゴンの勇ましさの表現になってた。
同じ曲をアレンジで変えて、ここも見事だった。 >>12
一、プロモ(or海賊)で持ってても、正規で出たら買わなくてはならない
という掟があるの知ってる? >>17
そんな掟、初耳だw
でもこれまでずっとプロモで持ってても、正規盤が発売されたら買ってるけどねw 発行元は、自らの採算と流通業界への説得が要るのだから、
買うことで支持を表明しないとね。そうしないと次が出なくなる。 自分もスウォームのサントラは海賊盤を渋谷のすみやで買ってから正規盤が出たけどちゃんと買いました。
海賊盤は今だに持ってます。 みんなちゃんと掟を守ってるわけですな。
まあ、高い金出して劣悪な海賊盤買うぐらい好きなら、
安くて正規で出たら間違いなく買っちゃうよね。
他にもサントラコレクターの掟ってあるかな? >>21
限定盤の再発売はどうなんだろ?
コマンドー、ダイ・ハード、プレデターあたりはVarese盤持っててもINTRADA、LA-LA LAND盤買ったな
でもプレデターは最初のINTRADA盤は買ったけど、2度目のは買わなかった
クルールも迷ったけど買わなかったな
内容がまったく同じなら買う必要ないと思うけど、
たいしたことないと思われる増曲やリマスターやCDケースがスリムになったとかいろいろ迷うんだよねw 正規で何度も出てるのはタイミングだと思う。
まさか「プレデター」が正規で3度も出続けるとは、
海賊盤CD〜10周年海賊盤追いかけてたときには
思わなかったわけだし。 サントラに限らず、海賊版が出たから正規版がでるものでしょう。
会社としては「なんだ売れるのか」と知り「利益を持って行かれては悔しい」と、なる。
アーチスト側は「ほら売れるじゃないか」「音質が悪いものが出ると誤解される」
と言い出す。 スタートレックの3枚組は出て良かった。良い時代になったものだ。 >>25
高かったけどほんと買ってよかった。
劇場公開バージョンのメインタイトルはアルバムバージョンよりも歯切れがよくて好き。 収録場面が良かった。
みんな静かにというときアメリカでも「シーッ」と言うのか、と思った。 でもコンサートバージョン編集版は中途半端だった。
メインタイトルのファンファーレ部分にエンドタイトルをくっ付けただけのインチキ。
ちゃんと中間部「愛のテーマ」前の導入部を再現しなきゃ。
やれば出来るんだから、と実際に自分で編集した俺が言ってる。
そういえば、指揮している人はほとんど無名だった。
女性みたい名前だったが。 「赤い仔馬」ってヘンリー フォンダが出てたテレビドラマだよね。
とてもいい話だった。
音楽はエミー賞? 見たことないけど初エミー賞だってね
買ってみるかな
同時発売のダイ・ハード2完全盤も買わなきゃw 少年が可愛がっていた子馬が死んでしまう場面では、
死体にカラスが群がっていて恐かった。そこの音楽は
やはりお得意のシッキングな響き。
これで傷ついた少年は、もう馬なんて要らないと言って
自動車のカタログを見ている。
だけどまた子馬が産まれるというとき、フォンダのお父さんと
見守る少年の心が新たな生命の誕生で癒される。
この場面も感動だし音楽聴いて涙が出てくる。 エミー賞は、「赤い仔馬」「QB7」「マサダ」の他に2つくらいあったが、
なんだっけか? >>39
Babeって作品で受賞してたと思う。(邦題は確か愛のメダリスト) 「ベイブ」と「愛のメダリスト」と両方の題が放送によって違ったはず。
「ドクターキルディア」が放送により「キルディア先生」「医師キルディア」
だったみたいに。 「Capricorn One」再販されたので通販で買った
この時代の曲アレンジ聴くと気持ちが落ち着く
何故か「ジョーズ3D」のサントラと同じものを感じる 「アウトランド」から響きが変化したような気もする。 あの頃のハリウッドの傾向だったんではないか。
とにかく二菅編成のオーケストラにと。 70年代の半ばまでは録音したものがすべてだったが、
スターウォーズが成功したらコンサートをそのまま
出来そうな編成で演奏してそれを録音するような感じに
なったような気がする。 「スタートレック」のコメントでジェリーは、
「スターウォーズ」のヒットで他の作品が映像で影響を受け、
そこから音楽もジョンがやったことにみんな似た感じになったと言ってた。
映像が違うとやはり「エイリアン」のように音楽も違うようになる。
「エイリアン」は監督も特撮も英国の人で欧州SFって感じだった。
でも、それがハリウッドと違っていたから音楽も大幅に作り直し。
そのうえで例の「フロイト」と「ロマンチック」の問題にまで。 「スターウォーズ」のあとに「スタートレック」
「インディージョーンズ」のあとに「キングソロモン」
「スーパーマン」のあとに「スーパーガール」
「ホームアローン」のあとに「わんぱくデニス」
などエピゴーネンと言われかねないし、ヒット作の有名な音楽に
つづいてオリジナルを作るなんてやりにくいと他の作曲家が敬遠しそうな
作品をあえて引き受けてちゃんと表現を助けたうえ遊び心を出す
という芸当は他の人には無理だろう。 その一方で「アンダーファイアー」などの傑作があった。 80年代の傑作に「恐竜伝説ベイビー」があった。
地味だったけど映画も音楽も良かった。 >>51
同じ80年代なら気球の8人もよかった。
ベイビーもこれもディズニーの映画なんだよね。 「気球の8人」って冷戦時代のプロバガンダ映画だよね。
ディズニーは昔からやっていた。戦時中は日本も貶められた。
それで土地を提供してもらって、ディズニーランドを作った。
「インチョン」ほど胡散臭さ度合いは高くないけど。
だからゴールドスミスも、「ナイトクロッシング」は、あくまで
エキサイティングなアクションものだと言ってた。 その一方で、アメリカ政府に批判的な「アンダーファイア」が力作で
アカデミー賞候補に。 ハリウッドの制約もあるでしょう。
NASAが激怒した「カプリコン1」はグレード卿が製作したからイギリス映画だし。 「MASADA」なんかはどうなの。
俺は初ゴールドスミスサントラで今は無き
六本木WAVEで買った想い出の作品。 >>55「カサンドラクロス」もグレード卿でしょう。
だからアメリカが悪くてヨーロッパは被害者。
音楽はイタリアのオーケストラが演奏。 >>56
「炎の要塞マサダ」は、今のご時勢から見るとイスラエルのプロパガンダだね。
こんな悲劇にならないように、ユダヤ人としては「やられる前にやれ」と
戦争を焚きつけているような感じ。 「炎の砦マサダ」だよね。ミニシリーズ観たが、なんか長く感じた。
覚えてるのはメインタイトルと夜襲のシーンとマサダへ旅するシーンと
最後のところ。音楽がゴールドスミスってだけで観たからなあ。 >>58-59
レスサンクス
メインタイトルの勇壮さやアレンジの多彩さで
お気に入りのサントラです。(特に1,2年前に出た完全版)
>>58のいうとおりプロパガンダというのはホントの話で、
国民皆兵のイスラエルでは軍隊の入隊の儀式をマサダに行ってやるらしく
イスラエル国民なら誰でも行く旧蹟らしい。 「マサダ・コンプレックス」って言うんだってね、ユダヤ人の。
ハリウッドってユダヤ人のたまり場だし。
でも「マサダ」の音楽はスペクタクル史劇の音楽として秀逸。
エミー賞も受けた。 「炎の砦マサダ」は、ユダヤのプロパガンダだけど
もうひとつエミー賞作品「QB7」のほうが真面目なドラマだった。
ホロコーストの悲劇をヘブライ語の合唱で表現したり。
「シンドラー」でウイリアムズがやっていたけど、それより先駆けていた。
ゴールドスミスという姓はユダヤ系だそうだけど。 「QBZ」のヘブライ語の合唱、なんて言っているんだろうね。
鎮魂歌という感じなのはわかる。
「オーメン」の時も言われていたけど、今ではラテン語で
グレゴリウス聖歌のパロディみたいな歌詞だって周知だけど。 オーメンはyoutubeに歌詞付きでアップしてる人がいるね。
みんな欧米からだけど、ラテン語は、
インドでサンスクリット語を授業でやったり、
日本で中国語を漢文にしてやるみたいな必須科目だから、
解る人が多いんだろうね。 PROMETHEUS/TADLOWの新録音シリーズ、「墓石と決闘」の後に希望したいタイトルは?
「パピヨン」とか「軍用列車」「世界が燃えつきる日」はあり得ると思う。 「墓石と決闘」収録場面がyoutubeに掲載されてたね。 『勝利への旅立ち』INTRADAから発売。
昔LP盤で持ってたけど、なぜかCD盤買ってなかったので今回の発売は嬉しい。
しかも曲増えてるし。 フージャーズはアカデミー賞候補だったけどテンション高い音楽で良かったね。
早速買う。 >>68
ピアノ独奏は誰が弾くんだろうね。
サントラでは作曲者自身が、人手がなかったのか経費のためか
その場しのぎで弾いてしまったという感じが良かったんだけど。 あげとこっと。
来年こそはリンク、フリント、スーパーガール、グリードの完全盤が出てほしいな…。 明けましておめでとうございます。
今年は『エアフォース・ワン』『追跡者』『L.A.コンフィデンシャル』あたりの
正規完全盤が出てくれると嬉しいです。 おめ。
去年はなんだかんだでJGのCDが16枚も出てたんだね。
旧作でこんなに需要があるのはJGとモリコーネぐらい。 「0の決死圏」は新録音もいいが
オリジナルをリマスターで出して欲しいね。
CDはレコードからでしょ。 ●●●ケネディ大統領は何故、死なねばならなかったのか?●●●
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/3729/1226114724/53
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また、あらゆる疑問に関する質問を、携帯電話やメールでも受け付けています。
電話番号 080-4437-4187
メール aaa-zzz@tba.t-com.ne.jp
¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 「0の決死圏」SILVAで出たときの音質知ってれば、PROMETHEUSのリマスター技術に驚愕する。
レコード用音源はすでに失われているみたいだし、映画用のマスターもモノラルしか存在しない。
こちらはJGの20世紀FOX箱に収録されている。新録音で正解じゃないか? SILVAって中古屋に持って行っても売れないんだよね。
二束三文で引き取ってもらうだけ。 PROMETHEUSでよく3000分の1であるという表記があるけど、
そんな少なくて、よく日本まで輸入されてくるね。 それにしちゃ、ウイリアムスとボストンポッブスが来た時も
ゴールドスミスが神奈川フィルに来た時も
前売り券の入手が困難だったが。 コンサート聞きに来る人らがみんなサントラファンと思っちゃいけない。
ましてや今時の効果音扱いの新作サントラなんぞ好んで買うようなのは変態。 そりゃ、今のサントラは効果音で音楽じゃないかもしれないが。
なんでこうなっちゃったんだろね。 >>84
前の不完全版よりジャケットのデザインが良いね。 裏は一緒。てか、表のデザインだと本編観た後「詐欺だぁっ!」ってなりそうだが。 『コンゴ』の映画化は不評だったね。
企画から実現まで随分と間があったし。 それでも製作中にゴタゴタした13ウォーリアーズやタイムラインに比べれば…
13ウォーリアーズの音楽は最高だけど >>79-81
日本はなんだかんだ言っても世界第二の音楽ソフト市場だし、
サントラもそれなりに需要あるじゃん。
クラシック系やサントラ系の来日音楽家がタワー渋谷行くと
驚愕するというエピソードもあるくらいだし。
>>82-83
一説には音楽のわかる、あるいはスコアの読める監督が少なくなった
てことじゃないの?
黒沢明なんかはこの場面には誰それの●○を風!とはっきり指定する
ぐらいうるさくて、それが佐藤勝との決裂の一因だしな。
ゴールドスミスもスコアが読めるけどうるさいことの言わない
シャフナーとが一番やりやすかった、言ってた気がする。 シャフナーも「ブラジルから来た少年」では、言ってたらしいけど。
ウイーンの場面はウインナワルツ、ブラジルの場面は南米風にギター、
ナチの残党が出で来るとワーグナー風に、と。
ワルツはゴールドスミスがあまり賛成じゃなかったらしいけど、
監督が言うからと作ったら、映画を見ると実にしっくり。 INTRADAの今年一発目がゴールドスミスなのは嬉しいね
この調子で出して欲しい、それも90年代のやつを
あの頃はVARESE盤が多かったけど収録時間が30分程度だったからね
ところでVARESE SARABANDEが買収されたらしいけど、どうなるんだろ? 買収した会社がサントラに理解なさそうなのがチョットね・・・
こうなったらヴィンテージ部門だけ残して、サントラ部門はタウンゾン氏が
原盤の権利持ってVARESEを離れ・・・・・・・
1.新レーベルを立ち上げる(FSMのケンドール氏と一緒なら◎)
2.LALALANDOと合流する。
3.INTRADAと合流する。
の、どれかならいいんだけど。
大体VARESEが傾いたのは、売れない新作サントラを律儀に出してたから? >>98
外国映画の音楽にいいなと思う人は多いけど、
それを詳しく解説してくれた人たちがいたから
日本でサントラ人気が出たと思う。
関光男とか柳生すみまろとか。 逆に、自慢話ばかりを訳のわからん文章で偉そうに毎回書いて
ファンをどん引きさせたやつもいたがな。
偉そうだから陰では総スカン食らった
神Oとか、賀9とか。 関光夫の口ぐせ「名画に名曲あり」、これはまちがい。「名画で流れる曲は目立つ」が正解 >>95
前スレでも前々スレでも、この話題はファンの怒りのレスで盛り上がってたな。
>>96
そうね。逆に映画が駄目だから音楽が頑張るしかないので良いサントラというのがある。
ゴールドスミスには、特に多い。モリコーネもかな。
「題名のない音楽会」で伊福部昭が「映画における音楽の重要性は、演出の上手さに反比例する」
つまり音楽が良いならそれだけ演出が悪いということ。
弟子の司会者・黛敏郎が「先生は毒舌でいらっしゃるから」と言ったけど、
ゴールドスミスも「音楽が入らないはずの場面で、撮影が上手く行かなかった
から音楽を入れてくれと後から監督が言い出して困ることがある」と言ってたけど
そういう場面の音楽が良かったりする。 >>97
まぁモリコーネはゴールドスミス以上に作品を選ばない感がすごいけど。
それにしてもゴールドスミスがスペースエイドやハイベロシティー(邦題ゴリラコマンダー)とかを引き受けた経緯が知りたい。 短い映画だったから、他の映画と抱き合わせで引き受けたんじゃないか。
1.5倍のギャラを出すから、これもついでにと。