審判の判定基準をめぐるJ序盤戦の大混乱 その大きな原因となった「誤解」とは?(スポーツナビ)
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/2025051400003-spnavi

> この誤解とは、「JリーグはAPTを長くするため、接触プレーを流す判定基準を新たに取り入れた」というものである。

> 本来は「APTを長くする」と「接触プレーを流す」は直接的な因果関係にはない。しかし、DAZNなどのJリーグ試合中継を通じて耳にした方もいるだろうが、この誤解は際どい接触プレーが起きるたびに発信され、いわば公式見解のような形で世に広まっていった。

> 佐藤審判マネジャーはこうした今シーズンの判定傾向について、Jリーグで進められている「コンタクトを流す」ことを意識しすぎた結果、「余計なファウルを取らない」ことに“針が振れすぎた”状態になっていたと分析する。

> その背景にはJリーグの改革方針が世の中に広がったことで、審判員の心理にもより大きな影響した部分はあるだろう。しかし例年、開幕直後は選手のコンディションや試合勘の影響で不安定な競り合いが続くことも珍しくない(2022年には開幕から10日間のうちに行われた20試合で9枚のレッドカードが提示されたこともあった)だけに、より慎重なレフェリングが必要だったはずだ。