<< 「 金への執着 」 「宗教洗脳」  私を壊した高橋ジョージ、 仮面の下の薄笑い >>

     ■ ■■ 【 元 ・ 虎舞竜メンバー 池田芳輝氏が 高橋ジョージに怒りの告白 !! 】 ■■ ■

「(ロード)ヒット後、 ジョージは外車を乗り回し、何十万もする革製品を着て、高級クラブで豪遊するようになった。
まさにロックスターな生活です。一方、私が受け取っていたのは税込み月30万程度で生活費にも事欠いていた。
平日は事務所仕事までやらされた。 バンドに入る前からミュージシャンとして収入を得ていたが虎舞竜での扱い
はそれ以下でプロに対する待遇とは思えなかった 」 「 何度かジョージに掛け合ったがうまくかわされるだけ。口
では彼に勝てず貝になるしかなかった 」 金銭以外にも池田氏を悩ませていたことがあった。

それは高橋による宗教への勧誘である。「 事務所で 普通に世間話をしているときに、『 話変わるんだけどさ 』 と
いう感じで切り出してきた。『 おれ学会員なんだ。 お前が思ってるよりいいもんだぜ 』 『 リスクはないから一緒に
やろうぜ 』 といった具合です。以来、 頻繁に勧誘してくるようになった。 聞き流すようにしていたけど、ジョージの
機嫌が悪いときには 『 お前そんな考え方してたら頭爆発して死ぬよ 』 などいわれたことも。 洗脳されているよう
な感じでした 」。 以下は高橋を知る音楽関係者の証言である

「虎舞竜の前身 『 トラブル 』の時代からメンバーの出入りは激しかった。それは高橋さんがワンマンだったことと、
創価学会への勧誘が激しかったからというのは有名な話。 もちろん学会が悪いというわけじゃないけど、その勧
め方が強引すぎた。打ち上げに行って聖教新聞の購買を勧められたのは、1人や2人じゃない 」池田氏が続ける
「地方でコンサートがあると、その合間によく選挙カーに乗せられました。応援するのはもちろん公明党の候補者。
何の説明もなく 『 いくぞ 』 って参加させられ 候補者やジョージが喋る後ろに立たされました。そんな生活が続き
断ることにも 疲れていた。 それで 『 ロード第二章 』 録音のために ニューヨークに行った時のこと。ジョージから
世界的に有名なギタリストを紹介され 『 彼もやってるんだぜ 。 お前もそろそろ決めろよ! 』 と言われ入信した。
十分に考えもせず、安易でした。 以来、 皆で集まって毎日のようにお題目を唱えました。 遠征先でもジョージが
『 おい、 そろそろやるぞ!』 と号令をかけるんです 」

スターダムにのし上がる一方、広がっていった二人の亀裂。「 お金のことでジョージに盾突いたからか、彼の行動
はどんどん激しくなった。 私のいないところで『 裏切り者 』だといいふらしていたと聞いたし 『 調子こいてんじゃね
えぞ 』 『 タマとってやろうか 』 と直接脅かされたこともあった。 忘れないのは、『 アイツしぶといな 』 と聞こえよが
しに言われたこと。 そのときのジョージの薄笑いが、 今も脳裏から離れない。その頃から私は酒と精神安定剤に
頼るようになってしまった。心が凝縮し、追い込まれ壊れてしまったんです。」

そして、94年 『 ロード第二章 』のプロモーションビデオ撮影 直後に池田氏は虎舞竜を脱退する。今は都内ライブ
ハウスで、小規模ながら演奏活動を行っている。 「 実はこの取材を受けるかどうか、当時のスタッフに相談したん
です。 彼は 『 ジョージに何されるかわからないから、 やめておけ 』 と止めました。でも私はこのまま彼の影に怯
え続けるのは嫌なんです。テレビで見せない彼の仮面の下についてお話することでケジメをつけたかった」。意を
決したように語った池田氏。

元メンバーの告白を高橋はどう受け止めるのか。自宅前で直撃すると 「 月収30万円だなんて、 もっと払ったって。
税務署行けばわかるよ。(学会への勧誘は)そんなの俺の自由でしょうが。だいたい(池田氏が)なんで今頃オタク
らにそんな話をするのか全く理解できない。直接俺のところに来ればいい話だろ 」と一気にまくしたてた。それを伝
えると池田氏は 「 人の意見を聞くような男なら、 私は虎舞竜を去らなかったし、 こんなこと話しません。ジョージと
離れても、彼に植え付けられた恐怖心はまだ残っています。 今、 ジョージの周りの人が、私と同じ思いをしていな
ければよいのですが  ・ ・ ・ ・。  」 遠い目をしてそう語った ....     【 週刊ポスト3月7日号 】