>>524
旧約聖書だったらヨブ記と箴言が良い例、箴言は神の言う事を聞いてれば善人には悪い事は絶対に起きない、起きるのはその人が神に対して罪を犯したからで、本人が気付かないで罪を犯したか、隠れて罪を犯したかで、悪い事が起きるのは必ず本人が何か悪い事をしたからと言うのが命題。
ヨブ記はその正反対で、一切悪い事をしていなくても、完全無欠の義人、善人にも災難は起きる、更に箴言の発想の問題は現実は白黒で語れるほど単純ではなく、その発想で行くと、貧乏人や運のついてない可哀想な人達は全て、本人が悪いから起きる、別の言い方で言えば正直者は絶対に馬鹿を見る事はない、馬鹿を見るのは何か嘘や悪事を働いたからだと言うが、現実は実際はそんな単純じゃないでしょ、義人が苦しむ事の方が多いんじゃないか?もちろん箴言の言い分にも少しは理屈があるけど、単純に物事考えすぎじゃねって言うのがヨブ記の主張。