昭和20年代に現れた天才バイオリニストの少年・渡辺茂夫の話がすごかった。
父親の英才教育を受け13歳で東京交響楽団と共演し、ジュリアードに留学した
神童だったが、結局挫折し、服毒自殺を図る。植物状態となって帰国。


そして、40年以上の月日が流れ、エンディングに映ったのは、今もなお
寝たきりの彼を看護する父親の姿。哀しくも痛ましい親子愛。