フジテレビの看板番組「笑っていいとも!」(月〜金曜、正午)の生放送中、
司会者のタモリ(60)に観客席から質問した男性が退席させられるハプニングが21日、起きた。
いきなり「番組は年内に終了するんですか?」という予定外の質問をぶつけられ、
タモリが失笑。退席後、番組サイドが男性の席にくまのぬいぐるみを置く緊急措置をとった。
この日で放送5887回を迎えた長寿番組で前代未聞の騒動だった。

普段から、タモリが観客に突っ込みを入れたり、会話をしたりする光景はよく見られる。
しかし、この日だけはスタッフが騒動の男性客に退席を申し入れた。
CM明けには男性の姿はなく、席にクマのぬいぐるみが置かれ
「あの人、クマに変わっちゃった」(山崎)とギャグにして、放送を乗り切った。

クマのぬいぐるみは、他局の日本テレビで1960〜70年代に
一世風びした幼児番組「ロンパールーム」の手法。
言うことを聞かない子どもを退場させた時のきり返し技として伝説化。
今回、スタッフがこれをまねて機転を利かせたようだ。

同局では「進行業務の妨害ということで、CM中に話し合い、ご理解いただいた上でご退席いただいた。
ぬいぐるみはたまたまそばにあったので使ったようです」(広報担当)と説明。