わたしを離さないで
言われてみれば、トモも恭子も彩度の低い服ばかりだ
陽光学苑の子供たちもグレーばかり
最終回、恭子は夕方からおそらく翌朝まで一人で車を走らせ続けたのだけど
涙をにじませたのは、明け方の橋の上でだけだった
いつかの美和のように、取り乱して泣きわめいてもおかしくなかったのに
恭子はそうしなかった
恭子の抑制的なキャラクター、従容と苛酷な運命に向き合い受け入れてきたこと
そこからラストにつながっていくのね
全編すばらしいのだけど、最終回はもう語り尽くせない。名作だと思う。 美和のマフラー?ストール?巻いてトモの所へ行くのもグッとくる >>56
気付かなかった
第8話、マゼンダのマフラー
確かに恭子自身では選ばなそうな色、美和の色だ 原作の言葉を借りると恭子とトモは「知りたがり」、美和は「信じたがり」で
ドラマにその台詞は出てこなかったけどしっかりそういうところが描写されてた
恭子の服の色が明るくなるとは言ってもネイビー・オフホワイト・グレーでそれがまた哀しい
最初から最後まですごく静かに悲しみを湛えていて辛いのに何度も見たくなってしまうドラマ >>57
美和の色を身に着けた上で「みんながここに連れてきてくれた」って言うのがすっごく刺さる名シーン…
コテージ編でダサかったトモが最終章では比較的大人っぽくシンプルな服装に落ち着いているのもいい
座り方とかのちょっとした仕草はところどころアホっぽくて変わってないのかなって思えるところも
書いてたらまた見たくなってきた これに関しては原作も読んだし映画版も見てドラマ版ももちろん見た
それぞれ素晴らしかった こんな濃厚なドラマがあったなんて
全話一気に見てから1話冒頭見直したわ 全編見終わってから冒頭に戻ると
やりきれなくなるね
エミ子先生の自責と哄笑
龍子先生の苦悩と救い
トモの苦悶とそれを越えての安寧
その先に、あの冒頭があるんだよね
つまり何も変わっていない このドラマが本放送時なんで視聴率が芳しくなかったのか今だに理解できん
視聴者って所詮難しいテーマは避ける傾向にあるのかな?
でも自分的には決してわすれられないドラマだったし
よくぞこういうドラマを作ってくれたと思った テレビでやってた時はなんか異様さと暗さに脱落したわ
あとで一気見してから最初の方だけ見たなって回結構あったから興味はあって見てみようとは何度も試みてたみたい 世界観の全貌が明らかになるのが第3話あたりだっけ
そこまでは異質な寄宿学校の異質な日々が描かれ続けるだけだから
(伏線伏線また伏線でもあるのだが)
週一回の連ドラでは脱落リスクあるよね
終盤に近づくにつれ伏線が回収されていき
連綿と続いてきた薄曇りの世界に
救いの薄日が射すような、切ないラストに終結するのだけど 当時は「鬱ドラマで脱落した」って感想が多かった気がする 牛だって殺されるのを分かっていて連れて行かれる時涙を流すのにそれでも人間は自分の欲望の為に平気で食ってんだもんな >>68
そこがエミ子先生の葛藤よね
クローンに感情はないとして世の中は動いている 三浦春馬の訃報でこのドラマが強く思い出されて来てみた
放送当時は脱落せずハマった人にはもの凄い訴求力があったよ
日本の曇天のような暗さが受け付けない人には駄目だったんだろう
自分も今は見返すのが辛い
過去スレ置いてきます
【TBS金10】わたしを離さないで part18 [無断転載禁止]©2ch.net
http://lavender.5ch.net/test/read.cgi/tvd/1458538181/ >>70
過去スレありがとう!
リアタイで観てなかったので
プライムで最近みてひとりさびしく話題を振ってた
(ときどき相手してくれるひとがいて嬉しかったw
リアタイ追体験してきます 放送当時、森下佳子から綾瀬はるかへの挑戦状みたいなインタビューを見た記憶
セカチュー、白夜行、JINと組んで来た黄金コンビだった為にハードルが上がってた気がする
この後の義母と娘のブルースは当たったんだけどね >>72
自分は逆で義母の方がダメだったなぁ
綾瀬の柔らかくて女性らしいふんわりした感じがあのドラマにはなくて
しかし水川あさみがあそこまで出来る子だとは思わなかった >>69
龍子先生は『それどころかあなた達の存在すら知らない人もいる』って言ってたよね
確かに現実に存在しているのにまるで見えていないかのような雰囲気で日々を過ごしている
こういう事を書くと語弊があるかもしれないけど、健常者の障害者に対するそれが正にそのような気がする
自分も含めて >>74
障碍者のかたとはまた違うような
クローンの場合は人格を無視して命すら利用してよいような存在
その痛みをマナミが公衆の面前で自決してまで世に問うた
しかし世論は動かなかった
それほどに人は傲慢ということ >>38
あの曲いいよね
しばらく頭の中でリピートしてる 当時も見たんだけど、
観たあと直ぐに消してしまい
観るだけで精一杯だった
録画はとっておかなかったけど
Primeで観て、ちょっとだけと思い
一気に観てしまった
2016年の作品なんだね
もっと前かと思ってた これ原作者のイシグロさん
放送翌年ぐらいにノーベル文学賞とったんだっけ?
もしとった直前ぐらいに放送されてたらもっと視聴率よかったろうな
でも自分はそんなこと関係なしにいい作品だったのは間違いない >>63
タイトルと広告が、ありふれた恋愛物というイメージだったから、当初はよくある普通の恋愛ドラマなのかと思ってたな。
物語の概要を偶然知って興味が湧いて見始めたけど、序盤は普通の学園物みたいな感じで退屈して、中盤から感情移入できるようになり、終盤から目が離せなくなるような感じだな。
良作ドラマだけど、あらすじを知らないと、1話目から感情移入するのは難しいドラマだね。
それにしても、美和の最後は今まで見てきたドラマや映画の中では最高に悲しいシーンだったわ。 >>76
英国の映画版では、既存の別の曲(タイトルは同じ)がモチーフだったようで
聞いてみたらしっくりこなかった
日本のは曲から歌詞の世界観からピッタリすぎて美しくも悲しすぎて
心を持っていかれたが
若い作曲家さんのオリジナルなのね
そして歌手のかた、ハーフだそうだけど、純日本人でこの感じの声はなかなか居ないと思う 英語の発音おかしいのだけ惜しいね
あと少し音痴
ふいんきはあるんだけど >>80
各放送回で一回ずつだけ、あの曲は使われるのよね
決して乱用されない
最終回での使いどころが神だ、と個人的には思った たしかに少し音痴wわろてしまった
そこが味あるのかもしれないけど歌は上手くないね 全編みたけどずっと気が重たかった
気分が悪かった そして悲しい
これ自体はフィクションだけど
しかしこれに類するよくない噂は耳にする
現代あるいは近未来への警鐘なのでしょうか あの曲も歌手も最悪やろ
耳腐ってない?
もうひとつの挿入歌が俺の好きなアーティストの雰囲気に似てた
こっち採用すべきだわ
1分先まで飛ばしてよし
https://youtu.be/3vPaMhkW2sY 陽光学園が閉鎖された一因が真実達の行動にあるとしたら、学園の後の姿を見る事になるだけに余計切ないな 原作では支援者が離れていったことが閉鎖に繋がったと描かれていたような
ドラマ版の設定ってどうだったんだろう
提供者にも心があって生きる権利があって当然なのだから
提供を望まない(システムの崩壊)も必然の流れだと思うけどね 「ひとりなんて嫌だ」って恭子が助けを求めるシーンをふと思い出してしまった
分かり合えない理解できない人の方が多いのに誰かにそばにいて欲しい時ってあるんだよね
こんなご時世だからかしみじみしてしまう
また全編観たいな、配信してるのはプライムとパラビだっけ すごくいいタイトルだと思うのだが
セリフとして原作にないのに
わざわざダミ声の女に叫ばせた意図がわからない 美和の最期の言葉があったから、恭子はごまかさず偽らずに言葉に出して伝えることができたんじゃないかな
原作と違うといったら他にもあるからね
美和は本当に憎たらしくて、本当に可愛かった、素晴らしい演技 そうだとしたら
いまだにイライラしているのね
おかわいそう