田辺聖子の言葉をもう一度貼っておくわ
大石さんが枕草子の良さをイマイチ理解できない理由がわかった気がする

>私は充足の対象を異性関係に限定する考えかたを好まない。現代の人は、あまりに性を肥大化して考えすぎている。人間の充足感は、同性への敬慕、自然と人生への心おどる観察、あるいは創作のよろこび、可能性に挑戦する意欲、それらで燃焼されることも多い。ついでにいうと、そういう充足感にみちた「枕草子」的エッセーの流れは、以後、二度と日本文学史に現れなかった、という気が私にはしている。
://books.bunshun.jp/articles/-/1568