教団の公式サイトには古代神社の再建計画が示され、30億円を目標に「奉賛金」を募っている。だが、偽史を研究する作家の原田実氏は、根拠とされる「宮下文書」について懐疑的に話していた。

「歴史学者の間では、ずさんな偽文書とみなされています。文書内に書かれている神社や王朝の実在はありえないというのが、現在の歴史学の認識です。ただ、富士山を中心にしたオカルトは昔から人気があり、オウム真理教の麻原彰晃も、宮下文書の影響で富士山麓にサティアンを造ったといわれています。

 分別のある大人が、偽書の内容をオカルト的に楽しむのはまだいいですが、それを未成年などに史実と信じ込ませるのは問題だといえるでしょう」(教団は真偽について「有識者の判断に委ねている」と回答)

 当時、北島らは出発と到着時に、子どもも含む多くの教団関係者から、見送りと出迎えを受けていた。教団名が記された小旗とTシャツを着て、信者は熱狂的な反応を見せていた。北島らと教祖の渡邉氏を信者が囲うように、写真撮影までおこなっていた。

 萩野も所属し、北島が社長を務めるマネジメント会社と、吉田が柔道部総監督を務める「パーク24」に、渡航と不二阿祖山太神宮について尋ねたが、どちらも「回答を控えます」と言うのみだった。

 萩野が “新興宗教の広告塔” となったことを、miwaは知っていたのか。萩野のSNSからは、離婚に対するコメントはいまだ確認できない。

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