(続き)

ただ、タグチの文章と数式とから、対象の状態・構造を数式で理解しようと
すると、大変な努力が必要。それ以前に、実は、数式の整理が必要です。

Kazz さんは、QESの中では、最もまともな、しかも、有能な人であり、
数式の理解にも堪能な人ではあります。しかし、彼でさえも、タグチの数式の
理解の点ではかなり大きな限界があります − 決して、彼だけではなく、
いわゆる数理統計学の専門家でも、その限界は似たり寄ったりです。

その結果、数式よりも表面的にはわかりやすく見えるタグチの文章(=哲学)
すなわち、技術・経営・思想の叙述にのめり込んでしまいます。
しかし、タグチ哲学が有難そうに見えても、また、極端な表現が面白そうに
見えても、内容は、タグチであろうとなかろうと、当然なことばかり。

だからこそ、誰もがわかったらしい気になり、こんなまともな考え方がなせ
広まらないか?と奮起・躍起、タグチ、タグチの大合唱 \呆/ ((!)) 。
海舟座談の 「おさんどんがお家の大事と掬文子をかついで走り出す」 のと
まったく同じ。戦略とかは無謀、国際規格などとは日本の恥 ((!)) ですね。

.                  (あと1−2日おいて、続く)