「スピン」(DVD)
https://www.youtube.com/watch?v=ho-IiC-oivA

これは、キャップをはめたペットボトルの先端にビックのボールペンを乗せて、ハンドパワーをかけると、ゆっくり回転し始めるという、準備らしきものは一切必要ないという即席超魔術である。
準備らしきものは必要ないが、1回、見せる人の前から消える必要、あるいは自然な誤誘導で準備をする必要がある。
かなり重いものでもできるとのことだが、私はボールペン以外のものでいい感じで成功したことがない。
軽くて、ふたとの接触面が小さく、すべりやすいものが望ましいだろう。
ハンドパワーを解くまで動かすことができるが、パワーを解いてしまうと、見ている人には絶対にできないというところが、魔法でやるという真実味を増している。
超実用的なことは間違いない。
DVDを1500円で買ったとのメモが残っている。

「ステルスデック」
https://www.youtube.com/watch?v=G6KRfag2ikk

これは、相手の選んだカードをデックの中に入れた状態で透視できるという驚異的な用具である。
おれはネット上にある情報だけで自作できた。
自作する過程がとても刺激的だった。
5000円ほどかかるが、買うよりも、絶対に自作したほうがよいと感じる。
原理がわかれば、入手するものがどんなもののほうが良いかがわかるので、余計なお金を使わなくても済む。
自分の「頭」さえあれば安価に仕上げられるだろう。
デックも箱も、使ったものはすべて調べさせることができるというのも格段に優れている。
これはある用具の原理の進化型のものである。
これが最大のヒントだ。
悪い点はない、と言い切っておこう。

「驚異のカードテレポーテーション」
http://nkgpgc.sx3.jp/uploader51/upload.cgi?get=01519

これは、選ばれたカード2枚を自分の好きな場所に飛行させることができるという最高の考案だろう。
当時、トリックスの南部さんに見せてもらったときの感動は忘れられない。
これは配信などのリアルタイムでの実演にも向いており、このあいだ、大勢の人から称賛の声をもらった。
これもまた使ったものはすべて調べさせることができる高等な考案で、赤沼敏夫の思考に脱帽である。
私はあえて、普通の財布の中の封筒の中と、ジッパーの中に飛行させている。その理由は、財布に仕掛けがあるという誤誘導が、またさらに相手の思考を混乱させるからだ。
現在でも入手できるようだが、細かく内容を聞いていけば、自作も可能。
質問にはなんでも答えよう。

このように、マジックの着想というのは、新作よりも過去のもののほうが圧倒的に良いものが多いと私は感じるし、新しいものはほぼ100%ゴミではないかと思える現象のように感じる。
余計なものを付け足し過ぎてつまらないのだ。
おれの見解では、優れた考案のものは、1980年〜2010年までに、いったん、出尽くしたと考えている。
あとは自分の頭で考えるほうが楽しいのだ。


>>354
「ステンレスブッダコインボックス」は10584円で買ったとのメモが残っていた。
6000円じゃなかった。

>>357
あきらめた人は入手できない。
どうしても手に入れてみたいなら、辛抱強く探し、待つことが大切だ。
また、連絡し合える個人との関係を作る、広げることで、入手できる確率、あるいは自作できる確率は飛躍的に上がる。