北陸の旅の途中で岐阜の関市へ立ち寄ってきた。KAIの本社の近くのカインズなら刃物は他の地域と違うのではと期待したが同じだった。

関市は2度目だが、刃物専門店(名は隠す)2店を覗いたが、レベルが低い。これはインバウンドが増えているせいなのか
おざなりの品揃えと店員のラフな説明で、正直ガッカリした。(買う気もないのに深い質問をするとイヤミでもあるので避けた)

ひどいの試用切りに置いてある爪切りが切れ味の悪いまま置いてある。これでは海外から評価の高い日本の爪切りの名折れである。
なにしろ切れ味が悪いレベルでなく「切れない」のだ。これを試用した客はどう感じるのだろう。日本の刃物の高評価のためにも管理を徹底してほしい。

たぶんこの2店は観光客用であってマニア向けではない。ライバル視している訳でもないだろうが、新潟三条製があまりなかった。(関ブランド店だから当然か)
探せばDeepな店があるのだろう(砥石専門とか) 

意外だったのは菜切り包丁がほとんどないということ。青鋼の菜切りに落ち着いた我が家にとって、本場の関がどのような刃付けと値付けを
しているのか興味があったがモノがない。これは錆びるので売りにくいの鴨しれない。最初は切れるがやがて錆びて「錆びる欠陥品を売りつけられた」と
勘違いする海外客もいそうである。

現在はネットで高品質の刃物が買えるので、専門店の存在意義が薄れてきた。  以上関市刃物店訪問記。