大阪出身の総理大臣は二人。鈴木貫太郎と幣原喜重郎。
鈴木は敗戦間近のゴタゴタで総理を無理やり押し付けられただけ。実力では無い。
幣原はすでに政界を引退していたが、総理に任命されそうな空気を感じて鎌倉に逃げようと
していたところを天皇から呼び出され説得され、しぶしぶ総理になった男。しかもどちらも任
期は数か月だけというありさま。

二人とも安定した時代なら絶対に総理になれない。こんなのを大阪出身の総理などと
威張る大阪人は笑いものだよ。

ただ、大阪人の名誉のために言っておくが、幣原は普通の政治家としては優れた業績を残し
ている。戦前の幣原の平和外交路線は、うまくいけば戦争を回避できた可能性があったと言
われている。
戦後は日本非武装化を宣言し、それが経済優先軍備必要最小限へつながり高度経済成長を
実現できた。