業の変遷というのを模式的に理解するには、易経の六十四掛をイメージすると良い。
あれは六十四掛で森羅万象すべてを表している。
あれを業のつながりと見れば全部繋がっていて業の乗り換えは可能。
ただやはり起承転結、順番があって一足飛びに
どこでも移動というわけにはいかない。
願望成就や業の転換がストレートに実現しないのはこのため。

でも、ちゃんと方法があってそれは早送りすること。
六十四掛で言うと、遠い卦に行くときその中間を実際的に
現実でこなすのではなく、抽象レベルで象徴的に成就させる。
そして自分の欲しい卦で現実化する。
呪術などでも色々象徴的な小物や呪文、図形を使うがこれは因果の早送りのため。
呪術的な方法を使わなくても本当に因果が動き出したら似たようなことが起きる。
つまり象徴的なレベルで因果の早送り現象。
全く関係ないことで起承転結の因果が動く、その時はきちんとそれを認知しておく
関わらないといけなければキチンと関わる。
関係ないように見えても業が転換するときの「綾」のようなもの。
よく開運前に起きる現象と言われるモノがあるがあれに近い
ただあれはあくまで一般的で、個人であるいは業によって現象が違う。
この辺判ると願望成就や業のコントロールがより繊細に出来る。

それから願望成就のプロセスを他人と共有したい場合は、自分にもその必要性が
ないといけない。
全く関係がないのにその人のために祈る、というのは特殊な業が必要。
願望成就自体は主語はあまり関係なく、必要性や必然性が多いほど
成就する力は強くなる、だから自分と同じ願望を持つ人を見つけて
相手の分も祈ってあげる、というのは悪いことではない。。
特殊な業というのは相手の持つ必要性を自分の中にいったん取り込んで
「自分の事として祈る」ことが出来るということ。
相手の業をいったん引き受けるということになるので、普通の人には難しい。