KinKiのK albumに収録されている「危険な関係」という曲がありまして、これは吉田拓郎さんがKinKiのために書き下ろしたものなのですが、最近ふまけんの関係性もこんな感じだよなと思うことがあります。
是非歌詞を読んでみて欲しいのですが、つかず離れずの微妙な距離感の中で、ふとした日常に相手の存在を色濃く感じていたり、些細なことは気にも止めないのに一緒に居すぎて恋人のように感じることもある…というような内容で、
拓郎さん自身KinKiが10代の頃から傍で見ていて、周りから見ると「本当に仲良いのか?」なんて思えるようなふたりの危うさが魅力であると感じていて、これは男女ではなく男と男=KinKiの曲だとハッキリ告げています。
一歩間違えれば壊れてしまいそうでもあり、逆に一歩踏み込めばお互い近付き過ぎてしまいそうでもある、そんな危うさ。
ふまけんの魅力もその絶妙なバランスと相反するアンバランスさを同時に合わせ持つ関係性だと思います。
私の一番好きな歌詞は、最後の方の「わかり合えないことがあったとしても 届かない愛の形もあるからね」というところ。
もしこれから先も2人で映画館に行くことが本当になかったとしても、あるいは菊池の家で中島が手作りカレーを食べる日が意外と簡単に訪れたとしても、それでいいし、それがいいんですよ、ふまけんは。
「君と僕との映画は もう少し続けよう」もう少し、もう少しと言いながら、KinKiも25周年までゆっくり歩んで来た気がします。
ふまけんもそうやって少しずつ歩んでいって、気付いたら何十年も隣で過ごしていてくれたらいいななんて思いながらこの曲を聴いています。