田中信昭氏関係の団を中心に、近年「委嘱支持会」という形で外部の有志からカンパを募る合唱団も増えている。
高校・大学の合唱団だとOBOGの寄附を募って委嘱料を支払っているところもある。
やはり委嘱にはそれなりにまとまったお金が要るようで。

余談。

続・青島広志の話。
「タイタニック号の沈没」という男声合唱組曲を委嘱されたとき、出来た楽章から渡していたのだが、
作曲が遅れに遅れて最後のほうが超ギリギリになってしまったため
「申し訳ないので委嘱料を下げていただいてかまわない」と青島氏のほうから申し出たところ、
渡されたのは委嘱時に約束した金額の半額だった(具体的にいくらかは不明)。

続々・青島広志の話。
携帯サイト「みんなの合唱」での連載にて、次の趣旨のことをのたもうていた。
「アカペラ合唱曲は、ピアノ曲やオーケストラ曲よりも、記す音符の数が格段に少ないので、
 作品としての高度さは認めるにしても、その作曲は一種の手抜きといえよう。
 だから作曲料は書き込み料にすべきではないか(アカペラ合唱曲の委嘱料は安くすべきではないか)と思う」