明月堂全菓子で不適切表示
http://www.nhk.or.jp/fukuoka/lnews/

福岡の土産として知られる「博多通りもん」の商品ラベルに、
食品添加物の記載漏れが見つかった福岡市の菓子製造
販売会社『明月堂』で、ほかのすべての菓子でも同じような
不適切な表示が行われていたことが明らかになりました。

『明月堂』では、今月に入って福岡市が行った食品の一斉
監視で、『博多通りもん』など3種類の菓子について食品添
加物が記載されていないなどの不適切な製品説明のラベル
表示が発覚し、市からの指導を受けてほかの菓子について
も調査を行いました。
その結果、新たに19種類の菓子で甘みを出すための食品
添加物「トレハロース」や小麦粉などを記載していなかった
ほか、原材料の記載順の誤りが見つかり、すでに明らかに
なっている3種類の菓子も含めてすべての菓子の表示が
不適切だったということです。
『明月堂』はすべての商品を回収するとともに、直営店での
販売を自粛し、出荷も全面的に停止しています。
『明月堂』の営業部門の担当者は「ラベル表示に対する勉強
不足や管理面でのチェックの甘さからこうした事態を招き申し
訳ありません。再発防止を最優先に考えているので、販売の
再開がいつになるかはわかりません」と話しています。