発見時には顔にティッシュかけられ…自宅で倒れた母親を放置し死なす 48歳息子を逮捕 大阪
2016.2.19 16:26

自宅で倒れていた母親(72)を放置し死亡させたとして、大阪府警枚方署は19日、
保護責任者遺棄致死容疑で、息子で無職、近本雄之介容疑者(48)=大阪府枚方市三矢町=を逮捕した。
「お金がなく、救急車を呼んだり病院に連れて行かなかった」と容疑を認めている。

逮捕容疑は4日午前3時ごろ、自宅で母親の悦子さんが倒れて息をしていないにもかかわらず放置し、
死亡させたとしている。悦子さんに目立った外傷はなく、司法解剖して詳しい死因を調べる。

同署によると、近本容疑者は悦子さんと2人暮らし。
「15年ぐらい前から働いておらず、母親の年金で暮らしていた」とも供述しており、
悦子さんが死亡した経緯について「3日午後7時ごろ、(悦子さんが)トイレで
嘔(おう)吐(と)し倒れていたので、廊下に運んで横にならせた。
しばらくして様子を見に行ったら、息をしていなかった」と説明しているという。

19日未明、近本容疑者が自ら「母親が亡くなっている」と110番。
駆けつけた署員がトイレの前で横向きに倒れ、顔にティッシュをかけられ死亡している悦子さんを見つけた。
死後、悦子さんを放置していたことについては「どうしていいか分からなかった」などと話したという。

産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/160219/wst1602190053-n1.html