今年６月、宮城県仙台市内で一関市職員の男が、医師の許可が必要な精神安定剤を、許可なく女子高校生に渡したとして逮捕されました。
麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは一関市職員、吉田一朗容疑者４５歳です。
警察によりますと吉田容疑者は今年６月、仙台市泉区の歩道上で、医師の許可が必要な精神安定剤およそ２０錠を、仙台市内の１７歳の女子高校生に、医師の許可なく渡した疑いが持たれています。
吉田容疑者は「資格のない人が渡してはいけないことは知っていたが、女子高校生が心配なので励ましたかった」と、容疑を認めているということです。
警察によりますと吉田容疑者は今年４月ごろ、ＳＮＳを通じて女子高校生と知り合ったということで、警察は薬の入手先や動機などを調べることにしています。
職員の逮捕を受けて一関市の勝部修市長は、「逮捕の報告を受けて大変驚いている。
容疑が事実なら誠に遺憾で、事実関係がわかり次第、対応を検討したい」とコメントしています。

http://news.ibc.co.jp/item_31534.html