彼女はコンドームを数えるようなそぶりをして、そっともとにしまったそうです。
こんなこと言うのも恥ずかしいんですけど、私ですらコンドームの場所なんて知らなかった。
旦那専用の引き出しがあって、そこには書類やら、会社の名刺やら使わなくなった腕時計とか彼の趣味で集めているクロムハーツが何点か入っているけど私は管理していません。
Bママからそれを聞かされたときに、ものっすごい鳥肌が立ちました。
というか、私の知らない事を知っているような気がしてなんだか気が動転というか、もう、えーー!?えー!?!?っていう言葉しか出てこなかった。
変な汗がじわじわ出てきて、どうしようということになりました。
Bママは元々物怖じせずに、嫌なことは嫌、嫌いなことは嫌いとはっきりいう人だったので頼もしいとは思いつつ、ちょっと怖い存在だなとか思っていたんだけど今回私がAママに話すといって、その日は帰っていきました。
夜帰ってきた旦那に話そうと思ったのですが、見ていたものが物だけになんと切り出してよいのか分からず、その日はなかなか寝付けないものの、言い出せずに過ごしました。
次の日にBママから「これからちょっとAママに事情を聞いてくる。
もしかしたら、私さんも後から呼ぶかもしれないから待機してて」と言われました。
私も最初の切り出しはBママだけでとお願いしてしまいました。
しばらくして、Bママが家にやってきました。
聞いた話はこうでした。