元彼父
「周りは自分で思ってるほど何とも思ってないから。
色々言われたとしても、事実はもう変えられないんだし」


「もう気にしてる場合でもないですよね。
私も色々準備しないと」


そんな感じでその日はあとは世間話で終わり。
スレタイからの話も終わり。


あとはエピローグ的な何かの中で少しだけ。

勉強、バイト、出産準備などで数ヶ月があっという間に経ち、出産。
NICUなんかのお世話になったりもしたものの、
今は母子ともにやっと少し人並の健康に近づきつつある。

この子が産まれ出てこなかった別の未来は、もう想像できない。
今はいわゆる母子家庭で、未婚の母で、父なし子。

元彼はやっと医学生としての自覚が出てきたようで、言動も変わってきた。
男の子から大人の男になろうとしているとか、そういうときなのか。
でも、これからどうなるか、当然何の保証もない。
子供に会ってくれるし、そのときは恥ずかしそうな難しそうな顔してる。

4人のやさしすぎる祖父母と未熟な母に囲まれたこの子が、
本当の父親といつか暮らしていくことができるのかは、今も未定。

私は不勉強だから、世の中のことを知らない分、不安も今はあまりない。
本当は、税金、保険、子供の通院・通園・通学など、
いずれ考えていかなきゃいけないことは、山ほどあるのだろうとは漠然と思う。

一人ででも(といっても親に甘えつつにはなるが)育てていく意志を
忘れないようにしたい反面、
一縷の望みを持ってしまう弱い自分も否定できない。

誰でも人は成長できると信じて。
終わります。


書くのが遅くてすいません!
いてくれた方々、一人一人に感謝します。