女高生殺される 長崎 全裸、38カ所に刺し傷
朝日新聞 1984年8月25日

24日午前11時15分ごろ、長崎市立山町の市営立山公園内に、同市××町、
××商山口××さん(47)の次女で県立長崎東高校(××××校長)2年生の和美さん(17)が
全裸になって死んでいるのを草刈りをしていた女性が見つけた。
長崎県警捜査一課と長崎署は、背中に13カ所、左胸からわき腹にかけて
25カ所も刃物による刺し傷などがあることから殺人事件と断定、捜査を始めた。

調べでは、公園内の歩道沿いにあるツツジの植え込みと石垣の間に、
引きずり込んで隠すような形でうつ伏せに置かれていた。
付近にシャツのボタンなどが落ちていたが、着衣などはなく、乱暴された形跡もない。

学校の話では、和美さんは硬式テニスクラブ員。体育クラブの生徒を対象に、
22日から3泊4日の予定で校内のセミナーハウスで行われていた合宿方式の補習授業に出ていた。
しかし、23日は朝からかぜ気味で体調が悪く、午後3時半ごろ早退した。
24日朝になって、学校側が山口さん方に電話をかけたところ、帰宅していないことがわかった。


1976(昭和51年)/01/28〔中3が幼女をレイプ監禁殺人〕

●長崎県長崎市で小学4年生の女の子(9)が殺され、3ヶ月後に当時中学3年生だった高校生(15)が自首。
  下校中の女の子の背後から抱きつき口をふさいでむりやり自分の部屋に連れ込み、
  逃げだそうとする少女を投げ飛ばしたり首を絞め意識不明の状態にし、全裸にしていたずら、押入に監禁した。
  このままでは犯行が発覚し、高校進学もできなくなり、家族に迷惑がかかることを恐れ、
  殺害して犯行を隠そうと決意、翌日に自宅近くの駐車場にて工作用のきりで胸や首を刺したが
  女の子が意識を回復して泣き騒ぐので刺殺をあきらめ、人頭大の石2個を頭部に落下させ惨殺、
  死体をがけ下に投げ落して遺棄。少年院医療部に入れられ昭和53年5月に仮退院。

●1984(昭和59年)/08/23 23歳で再犯。長崎市立立山公園で高校2年生女子(17)を殺害し逮捕された。
  レイプしようとしたが抵抗されたため、果物ナイフで38カ所めった刺しにして全裸で放置したもの。
  犯行の手口と似顔絵が似ていたため捜索されていたが、逃走で所持金を使い果たして
  29日にふらふらになって出頭。罪が半減することを知っているため。