>>56 の続き(・∀・)これで最後。長文でスマンかった。

そもそもロボトミー手術は 1935年(昭和10年)、モニスが60歳のとき、ロボトミーの基本を考案、治りにくいうつ病や不安神経症の患者に手術を実施して、効果絶大と発表。


その後、アメリカで改良され、第2次大戦後の一時期には、精神分裂病の患者に対して盛んに行われ、全世界に大ブームを巻き起こす。


日本ではこの手術を受けた患者は東京大学精神科医師の磯田雄二郎の推計で『全国に約12万人いる』と見られている。


ロボトミー手術は成功例も含まれたものの、特にうつ病の患者の6%は手術から生還する事はなかった。

また生還したとしても、てんかん発作、人格変化、無気力、抑制の欠如、衝動性などの重大かつ不可逆的な副作用が起こる。


手術の不当性を訴える人や 後遺症に悩む患部が居たのにも関わらず、無視して手術を強行した医師は多かった。

「そういう時代だった」と言われればそれまでだけど、悲しい事だね。
だからこそ現代の飛躍した医療がある訳だが・・・・