楊貴妃の陰毛は膝に届くほど長かった → この話を建礼門院に転用したのだろう

楊貴妃の陰毛は膝に届くどころか床を擦るほどに長かったらしい。
しかも頭髪も長く、髪を解くと床に何メートルも引き摺るほどに長かった。
毛だらけであった。
人種は胡人でペルシャの血が入っていた。
だから肌は真っ白で体毛は茶色、しかも独特のワキガがあった。
男がウットリするような女臭さの極致のような匂いである。
家は音楽家の系統で、美しい声でゆっくりと歌うように話した。
唐時代は太っていることが美女の条件だったが、その中でも並外れて豊満だったらしい。
ある日玄宗と高楼に在ったときに強い風が吹いた。
玄宗は「そなたなら風に飛ばされない」とからかったという。
長恨歌に、楊貴妃が玄宗のお召しだしに応じて華清宮の温泉で湯浴みしたした状景が描かれている。
「温泉水滑らかにして凝脂を洗ふ」というのである。
色が真っ白で脂肪分の豊かな肉体だったのである。