>>162
当時の戦は所謂神事、戦を通して神の意思を占うという側面が有るので、自然現象なんかも非常に重要視して意味を見出す
文章として記録に残すなら尚更やね
矢は神の意志を問う呪具
そういう視点があると那須与一のエピソードがどれだけ重要なのかが判る
源氏の合戦での勝利は神の意志であったとする為に作り上げた物語
実際は停戦合意を破っての奇襲だっけか?

怨霊伝説で有名な知盛だか、実際は非常に優しい性格で、戦の趨勢が決すると剣を納め、近くで敵を撫で斬りにしていた教経に、敵にも家族が居るのだからと止めさせたそうな

神事として神に恥じぬ戦いに殉じた平家
勝つ為には手段を選ばず、相手を出し抜き謀を巡らせた源氏
そういった一面が有ると思うと、なんとも悲しいことやね