藤井棋聖、永瀬王座が千葉・木更津の会場に到着 第3局あす開催
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ヒューリック杯棋聖戦藤井聡太
https://www.sankei.com/article/20220703-67QASJSJVFI7VLRCJCEYX2XWGU/


「第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」第3局の検分前に記念撮影に臨む藤井聡太棋聖(左)と永瀬拓矢王座=3日午後、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月(桐原正道撮影)

将棋の藤井聡太棋聖(19)=竜王・王位・叡王・王将=に永瀬拓矢王座(29)が挑戦している「第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第3局が4日、千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」で指される。1勝1敗のタイで迎える第3局は、どちらが勝っても棋聖獲得へ王手をかけることになり、重要な一局となる。

藤井棋聖は3連覇を、永瀬王座は初の棋聖獲得を目指す。

第1局は同一局面が4回繰り返され、膠着(こうちゃく)状態となる千日手が2度成立する異例のスタートとなった。2度の指し直しの末、永瀬王座が勝ち切った。

第2局は先手番の永瀬王座が研究範囲とばかりに時間を使わずに指し手が進み、一進一退の混戦に。終盤、藤井棋聖が指した△9七銀が先手玉の退路を断つ一手となり、熱戦を制した。

第3局は藤井棋聖の先手番。プロ同士の戦いではやや有利とされる先手番の利を藤井棋聖がどういかすか。永瀬王座は豊富な研究量をどうぶつけてくるか。敗れればあとがなくなるだけに、注目の一局だ。

両者は3日午後に到着し、ホテルスタッフらの歓迎を受け、記念撮影などをこなした。夕方に対局室の検分に臨む。

棋聖戦第3局は4日午前9時開始。持ち時間は各4時間の1日指し切り制。対局はインターネット動画配信サービス「ABEMA」の将棋チャンネルでライブ放送。検索は「ABEMA 将棋チャンネル」。







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