2021年11月22日 注目記事

“鼻出しマスク 発言認めず”
臼杵市議会議員が市を提訴
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/72577.html
大分県臼杵市の市議会議員が、鼻を出した状態でマスクを着用したことで発言を認めなかった議会側の決定について「表現の自由を侵害し、議員活動を妨害された」などとして、市を相手取り、取り消しなどを求める訴えを大分地方裁判所に起こしました。


訴えを起こしたのは、臼杵市議会の若林純一議員です。

訴えによりますと、若林議員は鼻を出した状態でマスクを着用したことで、9月の定例会で3回にわたり議長などが議会での発言を認めなかった決定について「表現の自由を侵害している」などとしています。

そのうえで「主要な議員活動を妨害され、精神的な損害を被った」として、臼杵市に対して決定の取り消しや100万円の慰謝料を求めています。

若林議員は22日、大分市内で記者会見を開き「議員には議会で自由に発言する権利がある。マスク着用を強制するならその有用性を示してほしい」と述べました。

臼杵市は「今後、訴状が届いたら内容を精査し、対応していきたい」とコメントしています。

若林議員は、マスクの着用などをめぐって9月に市議会から厳重注意を受けたほか、辞職勧告を決議されています。